治療症例/ 院長ブログ

12年前に治療をした患者様

患者様の情報

40代 男性

疾患・症状

背景

12年前に私が勤務していた青藍病院で治療をさせて頂いた患者様です。当時は椎間板ヘルニアの診断でPLDD(レーザー治療)を行っており、坐骨神経痛の改善が見られていましたが、今年8月に水上バイクで水面にたたきつけられてから坐骨神経痛が出現するようになったそうです。青藍病院に連絡したところ、私が新大阪で開業している事を確認され、受診されています。


検査

MRI写真

当時のMRI記録や治療記録が手元にありませんので、本日の検査結果のみ提示します。


診察結果

日帰り治療は可能であると判断しました。また、椎間の容量は保たれていますので造影検査を行ったとしても損傷が軽微である可能性が極めて高く、PLDD(椎間板レーザー治療)で対応できること、坐骨神経痛であれば約90%で改善が期待できることを説明し、来月に治療予定となりました。(費用は28万円)


院長の一言

本日の患者様は30代の時に治療を行っていたため、椎間板の損傷が軽微でとどまっていたことから、レーザーでの再治療が可能であったと考えられます。腰の治療も虫歯の治療と同様で早期に治療を開始している方が、より改善しやすく、コストも抑えられます。

院長

昨日はゴルフに行っておりました。スコアは相変わらず100前後でしたが、5月8日にDRT法(経皮的椎間板再生治療)を受けた腰の調子は良く、プレー終了後も神経痛は出現しませんでした。本日も筋肉痛があるくらいで仕事も順調です。私の治療経過は動画でもご報告しておりますので、ご覧いただければと思います。次回の経過報告は11月中旬に予定しております。


今回の治療法

PLDD法(経皮的レーザー椎間板減圧術)

治療期間

日帰り

治療費用

308,000円~473,000円(税込)

リスク・副作用

治療を受けた後に今までになかった腰痛や痺れ、太ももに筋肉の張りを感じる場合があります。症状や状態により個人差がありますが、手術後1週間~1ヵ月程、これまでになかった症状が一時的に続くこともあります。また、外科的手術と比べると確率は非常に低くなりますが、治療箇所からの感染症や合併症などのリスクがあります。


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この記事の著者

医療法人蒼優会 理事長・野中腰痛クリニック 大阪本院 院長:野中康行

大阪本院 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


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