患者様情報

石田副院長(40歳代・男性)

病名


治療当時の状況

患者はNLC野中腰痛クリニック(大阪院)の石田副院長です。昨年7月頃、ゴルフの練習をしすぎたため、10月頃から腰痛と坐骨神経痛が出現していました。検査の結果は椎間板ヘルニアであり、令和5年11月17日にDRT(椎間板再生治療)を行っています。


治療記録

治療風景①
治療風景②
治療風景③

詳しくは当時の症例紹介を御覧ください。


治療経過

11月末頃には腰痛と坐骨神経痛が半減し、家族で買い物に行ける状態まで改善。
12月中旬には腰痛と坐骨神経痛が消失し、息子とキャッチボールが可能となる。
今年1月24日の段階でゴルフを本格的に再開されています。

治療前(令和5年11月14日)

治療前MRI

4箇所で椎間板が変形しており神経周囲で炎症が生じていると考えられます。

治療後(令和6年1月25日)

治療後MRI

治療した椎間板全てで変形の改善が見られます。椎間板周囲の炎症が改善し神経痛が消失したと考えます。


問題点

症状も画像も明らかな改善は見られますが、本格的なゴルフの再開には体づくりを先に行ってからするべきだと思います。(石田副院長に怒られそうですが・・)


院長の一言

実は私も腰痛発作を持っています。去年から暇があれば私自身にもDST(椎間板修復治療)かDRT(椎間板再生治療)を石田副院長に行ってもらおうと思っていたのですが、石田副院長の方が重症であり、先に治療を行っております。今後、私の治療は3月に予定しておりますので、本ブログでご報告したいと思います。

また、北米で開催されたWEB勉強会では、脊椎外科の先生やご家族もDST(ディスクシール治療)を受けられていると聞きました。最近は外科的手術(特に固定術)の件数が減ってきているそうです。


治療法

DRT法(椎間板再生治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,210,000円~1,540,000円(税込)

リスク・副作用

治療後は内出血・腫れ・発赤・疼痛・かゆみ・変色・および圧痛が発生することがあります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。

禁忌事項

血液疾患に罹患中の方(血小板減少症、高度の欠乏性貧血など)、感染に伴う全身症状(発熱など)、癌・悪性腫瘍と診断され術後治療中の方は治療できません。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


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