患者様の情報

70代 男性

疾患・症状


患者様の状態

以前より腰痛は自覚されていましたが、4ヵ月ほど前より両足に神経痛が出現する様になられました。歩くと神経痛が悪化し、右足に強い痛みが出現しておられます。近くのクリニックで内服治療が行われたが改善がなく、親戚の方が当院で治療をされていたことから来日されました。親戚の方と同じように改善を期待されていました。


診察と検査結果

MRI

第4腰椎から第1仙骨の間にある椎間板が変形しており、椎間板ヘルニアと診断されます。また足の神経も圧迫を受けており、脊柱管狭窄症を合併されています。


施術内容

DST法(ディスクシール治療)

椎間板周囲の炎症と機能改善を目的に椎間板3箇所(L3/L4、L4/L5、L5/S1)に対してDST(ディスクシール治療)を行いました。

治療風景①

患者様が治療室に入られる前です。忙しく治療の準備を行っています。

治療風景②

通訳が患者様に治療前の準備をご説明しております。

椎間板を検査する直前です。モニター画面を患者様の目の前に移動させて通訳が説明を行っています。

椎間板検査の様子です。患者様もご覧になられました。この後治療が行われています。治療時間は18分でした。


院長の一言

インドネシアから来日された患者様には多くのご家族が付き添いでお越しになられており、賑やかな1日となりました。異国情緒を感じられるのも、ご紹介があったからであり感謝しております。
さて本日の阪神タイガースはマジックナンバー15を如何にして減らしてくれるのか楽しみで仕方がありません。18:00から試合開始ですので、MBSラジオを利用したいと思います。まもなくです。


治療法

DST法(ディスクシール治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。


腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。


椎間板変性症

椎間板変性症

椎間板変性症とは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症やすべり症など様々な病気につながる恐れがあります。


坐骨神経痛

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚に痛みやしびれを感じる症状です。