患者様の情報
60代 女性
疾患・症状
患者様の状態
14年ほど前に腰痛と左足に坐骨神経痛が出現する様になられました。1度中国でも外科的手術を行われましたが改善が無い状態で、3年ほど前より神経痛が悪化している状態であられました。4年前にご親族の内科医師が当院で腰痛治療を受けられ、症状が改善している事からご親族の内科医師を伴われ受診されています。
診察と検査結果
腰のMRI検査ですが、第3腰椎、第4腰椎、第5腰椎間の椎間板に損傷が見られます。また左側の神経根に脱出型のヘルニアも観察されました。
施術内容
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
椎間板損傷2箇所(L3/L4、L4/L5)を治療し、坐骨神経症状の改善を図りました。
ご本人様は中国語のみですから、通訳を介しながら会話を行っております。部分麻酔の時も痛がられることはありませんでした。
治療用の管はS字フックタイプで硬度のやわらかいものを使用しております。
椎間板を検査しているところになります。患者様にも見ていただきながら治療を行っております。
椎間板の損傷部位が黒く映っております。治療時間は18分でした。
院長の一言
当院は新大阪駅から歩いて数分のところにあり、大阪で一番大きな淀川もすぐ傍に流れております。そして8月5日(土)に大阪で一番大きな花火大会と言える淀川花火大会が開催されます。人出がすごく大変な混雑が予測されますので、誠に勝手ながら8月5日の午後は休診とさせて頂きます。スタッフ一同コロナ感染に気を付けながら花火大会に参加してもらえればと思っています。
治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
この記事の著者
医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。
椎間板変性症
椎間板変性症とは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症やすべり症など様々な病気につながる恐れがあります。
坐骨神経痛
坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚に痛みやしびれを感じる症状です。