患者様の情報

50代 女性

疾患・症状


患者様の状態

3年ほど前より腰痛と臀部痛を自覚されていました。ご近所のペインクリニックで治療を受けられるも改善が乏しく、最近では座ると痛みが出現する事から、日中は立ったまま過ごされる事が多くなられていました。


診察と検査結果

MRI

腰のMRI検査ですが、複数の椎間板が黒くなっており、一部では容量が少なくなっています。また変形も伴っており、椎間板ヘルニアを診断されます。


施術内容

DST法(ディスクシール治療)

椎間板4箇所(L1/L2、L2/L3、L3/L4、L4/L5)の損傷部位を修復し、神経症状の改善を図りました。

治療風景①

治療に際しては石田副院長と山崎医師が担当しています。今回は鎮静剤をご希望されましたので、寝ていただいたあとで治療を開始しております。

治療風景②

治療用の管はS字カーブ形状をしたものを使用しました。思ったよりも腰椎の変形が強かったためです。

椎間板の損傷部位を検査しているところです。この後DST(ディスクシール治療)を行いました。治療時間は17分でした。治療直後にお目覚めになられました。


院長の一言

本日は朝から曇天でありましたが、院内は良い意味で活気にあふれた1日でした。悪い意味だと昼食もとれないほど忙しい1日となります(笑)
診療が忙しいのはありがたい事ですが、昨日の私は医療法人の運営管理の為に税理士先生などとの会合で丸一日忙しくしておりました。しかも5月14日は母の日であったことを失念しており、仕事ばかりしていてはいけないなと反省の1日にもなりました。


治療法

DST法(ディスクシール治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰椎椎間板ヘルニア

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椎間板変性症

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