患者様の情報

疾患・症状


患者様の状態

医師同士のゴルフコンペに参加をするために、7月頃から連日ゴルフレッスンに明け暮れていました。10月中旬頃から腰部に鈍痛が出現するようになったため、検査を行ったところ椎間板ヘルニアと診断しております。


診察と検査結果

MRI

MRI写真ですが、ゴルフ等のスポーツをした際に特有の第2腰椎と第3腰椎の椎間板ヘルニアを認めます。また第3腰椎から第5腰椎の椎間板も変形し、ヘルニアと診断しました。


施術内容

DRT法(椎間板再生治療)

椎間板ヘルニア部分の検査とDRT(椎間板再生治療)を行いました。

治療風景①

DRT(椎間板再生治療)の準備を行っています。石田先生も少し緊張しているのか目がうつろです。

治療風景②
治療風景③

石田先生は促される前に自ら治療台に上がっていきました。緊張しているのかぎこちない動きでした。

治療風景④
治療風景⑤

背中に部分麻酔中をしています。石田先生曰く「腰がどんよりとする」との事でした。

石田先生の椎間板検査の様子です。見事に損傷部分が映ってしまいました。石田先生も苦笑いです。

治療風景⑥
治療風景⑦

その場でDRT(椎間板再生治療)を行っておきました。痛みはなかったそうです。

治療風景⑧

無事治療が終了して1時間の安静を行いました。ちなみに石田先生には明日からフル活動で働いて頂きます。


院長の一言

スポーツをされる方は、腰痛や足の神経症状が悪化する前に治療を行っておくことをお勧めします。悪化した後では治療後の改善が遅れ、神経症状が残存してしまうリスクが高くなるためです。また再発予防の腰痛リハビリも大切です。石田先生にはゴルフだけでなく診療も頑張ってもらうため、きっちりと治療をさせて頂きました。私も腰痛があり、腰痛リハビリで改善していますが治療を予定することに致しました。石田副院長か山崎医師にお願いするつもりです。


治療法

DRT法(椎間板再生治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,210,000円~1,540,000円(税込)

リスク・副作用

治療後は内出血・腫れ・発赤・疼痛・かゆみ・変色・および圧痛が発生することがあります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。

禁忌事項

血液疾患に罹患中の方(血小板減少症、高度の欠乏性貧血など)、感染に伴う全身症状(発熱など)、癌・悪性腫瘍と診断され術後治療中の方は治療できません。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


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