患者様の情報

70代 男性

疾患・症状


患者様の状態

農作業やスポーツにより腰を酷使し、3年前より腰痛と右下肢神経障害性疼痛を自覚されている患者様で、保存的加療で改善がないため当院を受診されました。


診察と検査結果

MRI

腰のMRI検査ですが、第2腰椎から第1仙骨まで椎間板変性(椎間板が潰れて変形した状態)が見られ、第4腰椎に関しましては腰椎すべり症脊柱管狭窄症を認めております。


施術内容

DST法(ディスクシール治療)

治療風景

造影検査で検査を行った椎間板すべてで線維輪の損傷を認めており、損傷部位に起因した炎症が症状の原因と考えましたので、DSTにて損傷部位を修復いたしました。

椎間板検査の様子です。損傷部分を特定しております。黒い部分が損傷部分です。治療時間は12分でした。


副院長の一言

阪神タイガースがクライマックスシリーズで破竹の勢いをみせており、大阪の街はタイガースのユニフォームを着たファンの方々も多く大変盛り上がっております。今日勝てば優勝が決まりますので、応援にもより一層力が入ります。明日も気持ちよく仕事をするためにも是非とも本日ストレートで優勝を決めてもらい、テレビの前で六甲おろしを歌いたいと思います!


治療法

DST法(ディスクシール治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事・NLC野中腰痛クリニック副院長:石田貴樹

医療法人蒼優会 理事
NLC野中腰痛クリニック 副医院長石田 貴樹

2009年:高知大学卒業・医師免許取得、2012年:神戸市立医療センター西市民病院勤務、2013年:兵庫県立尼崎病院勤務、2014年:関西労災病院勤務、2019年:ILC国際腰痛クリニック勤務、2021年:NLC野中腰痛クリニック勤務、2022年:2年間の研修を経て10月にライセンスを獲得、2023年:医療法人蒼優会理事就任・NLC野中腰痛クリニック副院長就任


腰部脊柱管狭窄症

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腰部脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。


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腰椎すべり症とは背骨が前方や後方にずれてしまう疾患です。腰痛・足の神経障害の他に間欠性跛行(かんけつせいはこう)の症状を引き起こします。


変形性腰椎症

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