患者様の情報

40代 男性

疾患・症状


患者様の状態

昨年9月頃より腰痛が持続するようになり、腰に負担のかかる動作や前屈動作などの姿勢で悪化する状態であられました。もともとスポーツもされておられましたが、満足にできない状態でしたので当クリニックを受診されております。


診察と検査結果

MRI

腰のMRI検査では第3腰椎、第4腰椎、第5腰椎の間にある2箇所の椎間板に変形を認めます。この様な変形を椎間板ヘルニアと言いますが、椎間板の内圧が上昇していることが原因と考えられています。


施術内容

PLDD法(経皮的レーザー椎間板減圧術)

椎間板L3/L4、L4/L5の内圧上昇が腰痛の原因であることから、PLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術)により内圧の低下を行いました。

治療風景①

患者様には鎮静剤を使用し寝ていただいたあと、局所麻酔を行っているところです。

レントゲン透視

治療用の管を挿入したところです。

治療風景②

PLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術)を行っているところです。イヤホンからしっかりとレーザー照射音が確認され効果が期待されます。

PLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術)のテスト照射を行っているところです。治療時間は18分でした。患者様は治療終了直後にお目覚めになられております。


院長より一言

先日、仕事帰りに真夜中のスイーツと言われるお店に行ってまいりました。夜中しか営業していないアイスクリーム屋さんなのですが、ハイカロリー(廃カロリー)なアイスクリームを頂きました。その後、食欲に火が付いたのかマクドナルドでポテト(一応Sサイズ)も購入してしまい、満足感と共に背徳感も同時に味わう事になりましたが、翌日はいつもより元気に診療ができた気がします。またアイスクリームが食べられるように仕事に励みたいと思っております。


治療法

PLDD法(経皮的レーザー椎間板減圧術)

治療期間

日帰り

治療費用

308,000円~473,000円(税込)

リスク・副作用

治療を受けた後に今までになかった腰痛や痺れ、太ももに筋肉の張りを感じる場合があります。症状や状態により個人差がありますが、手術後1週間~1ヵ月程これまでになかった症状が一時的に続くこともあります。また外科的手術と比べると確率は非常に低くなりますが、治療箇所からの感染症や、合併症などのリスクがあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。


椎間板変性症

椎間板変性症

椎間板変性症とは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症やすべり症など様々な病気につながる恐れがあります。