患者様の情報
30代 女性
疾患・症状
患者様の状態
お仕事柄重量物を扱う事が多く、昨年4月頃に右足に神経痛を自覚される状態となられました。その後は整体院などでリハビリをされておられましたが、改善が乏しい状態である事から当クリニックを受診されておられます。
診察と検査結果
腰のMRI検査では、第5腰椎と第1仙骨の間にある椎間板が変形しており椎間板ヘルニアと呼ばれる状態になっております。
施術内容
PLDD法(経皮的レーザー椎間板減圧術)
椎間板内の圧力を低下させヘルニアの症状を改善させる目的でL5/SにPLDD法(経皮的椎間板レーザー減圧術)を行いました。
局所麻酔を行いPLDD(経皮的椎間板レーザー減圧術)用の穿刺針を椎間板まで挿入します。
椎間板内に穿刺針が挿入された写真です。
PLDD(経皮的椎間板レーザー減圧術)を行っているところです。治療中は音を確認しながらレーザーの出力を変化させております。
治療時間は14分でした。
院長より一言
当院では、複数の椎間板治療を提供させて頂いておりますが、病気の状況に応じて治療可能な方法が異なってまいります。治療の概要に関しては診察の中で患者様にご説明しておりますが、分かりにくい事もあるかと考え動画での説明を用意しているところです。今後掲載を予定しておりますので、ご覧いただければと思います。話は変わりますが、長男が小学6年生であり、最後の運動会が10月25日に予定されております。診療が忙しく今まで運動会を見に行くことが叶いませんでした。今年は小学生最後の運動会となりますので、当日は休診として家族と共に運動会に参加することにしております。
治療法
PLDD法(経皮的レーザー椎間板減圧術)
治療期間
日帰り
治療費用
308,000円~473,000円(税込)
リスク・副作用
治療を受けた後に今までになかった腰痛や痺れ、太ももに筋肉の張りを感じる場合があります。症状や状態により個人差がありますが、手術後1週間~1ヵ月程これまでになかった症状が一時的に続くこともあります。また外科的手術と比べると確率は非常に低くなりますが、治療箇所からの感染症や、合併症などのリスクがあります。
この記事の著者
医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。