患者様の情報

60代 女性

病名

  • 第4腰椎すべり症
  • 脊柱管狭窄症
  • 椎間孔狭窄症
  • 坐骨神経痛

患者様の状態

25年以上前より腰痛を自覚されておられましたが、5年程前より歩行時に坐骨神経領域にシビレが出現する状態となりました。
医療機関にて精査をされたところ、腰椎すべり症および脊柱管狭窄症と診断されましたが、外科的手術は行われずに内服薬で様子をみることになりました。
しかし症状の改善が乏しい状態となった為、当クリニックを受診されました。


診察と検査結果

検査ですが腰を横から見ております。
腰は腰椎と呼ばれる小さな骨が縦に並んで出来ており、腰椎と腰椎の間にはクッションの働きがある椎間板が存在しております。
また腰椎と椎間板の傍には神経が通っています。
このMRI写真では、椎間板が潰れ、腰椎がずれている部分が見られます。
椎間板が潰れた状態を椎間板変性と言い、腰椎がずれている部分を腰椎すべり症と言います。
また足の神経も複数か所で圧迫されている状態で、血流障害や炎症を引き起こしている可能性が示唆され、脊柱管狭窄症と言われます。


施術内容

DST法

椎間板損傷により腰椎すべり症は悪化をきたすため、椎間板に対して検査を行い、腰椎L2/L3、L3/L4、L4/L5、L5/S部分の4箇所にDST(ディスクシール治療)を行う事と致しました。

治療用の管を椎間板まで挿入し、造影検査を行っているところです。
黒く線状に移っている部分がありますが、椎間板繊維輪と呼ばれる部位の損傷があることが示唆されます。
その部分に対して、DST(ディスクシール治療)を行う事で、椎間板機能の改善を図ります。


術後

2時間程度で歩いて頂き、帰宅していただきました。


院長より一言

現在、北米で行われているDST(ディスクシール治療)に対して、新たに第三者機関による治療結果の解析が行われています。
Covid-19の流行により治療症例の蓄積が遅れておりますが、途中経過を確認したところ、治療成績は上々の結果になりそうであるとの事でした。
また結果が報告されるようであれば、ご報告したいと思います。


この記事の著者

この記事の著者:野中康行院長

NLC野中腰痛クリニック 院長 野中 康行

2002年川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年ILC国際腰痛クリニック開設、2020年医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年NLC野中腰痛クリニック開設。

治療実績:3,600件(平均75件/月・2018年6月~2022年5月まで)