患者様の情報

80代 男性

病名

  • 脊柱管狭窄症
  • 椎間板変性症
  • 椎間板ヘルニア

患者様の状態

20年以上前より坐骨神経痛は自覚されていましたが、それほど強い痛みではないことから様子を見られていました。
しかし最近になり歩行するたびに坐骨神経痛が出現し、5分程歩行すると休まなければ歩けなくなる状態になられたため当クリニックを受診されました。


診察と検査結果

腰のMRI検査ですが、腰を横から観察しております。
向かって右側が背中側で向かって左側がお腹側となります。
腰は腰椎と呼ばれる小さな骨が縦に並んで出来ており、腰椎と腰椎の間にはクッションである椎間板が存在しております。
また腰椎と椎間板の傍には足の神経が通っています。
このMRI検査では3箇所の椎間板が潰れた状態で神経の通り道も狭くなっており、脊柱管狭窄症と呼ばれる状態です。


施術内容

DST法

潰れた椎間板の原因を検査し、腰椎L3/L4、L4/L5、L5/S部分の3箇所にDST法(ディスクシール治療)を行いました。

患者様より鎮静剤は使用しないとのご希望がありましたので、局所麻酔のみで治療を行いました。
背中に局所麻酔を使用し、治療用の管を椎間板まで挿入していきます。

椎間板が相当に潰れている為に治療用の管を挿入するのに手間取りました。
黒く映っている部分が椎間板の損傷部位であり、DST(ディスクシール治療)が必要になる箇所となります。

治療時間は18分程度でしたが痛みはさほどなく、2時間後には歩行し帰宅していただきました。


院長より一言

当院では椎間板の損傷が相当にある場合でも治療は可能となっております。
そのような場合でも有効率は下肢の神経障害に対して73~75%前後であり、症状改善に十分期待がもたれると思います。
本日ご紹介した患者様はゴルフがご趣味であり、プレーする事を期待しておられました。
当クリニックには何らかの運動を継続したいとの希望を持ってお越しになられる患者様が多くあられ、可能な限りご希望に沿った治療を提供しております。

この記事の著者

この記事の著者:野中康行院長

NLC野中腰痛クリニック院長野中 康行

2002年川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年ILC国際腰痛クリニック開設、2020年医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年NLC野中腰痛クリニック開設。

治療実績:3,867件
(平均76件/月・2018年6月~2022年8月まで)


脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。