患者様の情報

80代 女性

病名

  • 脊柱管狭窄症
  • 椎間板変性症
  • 椎間板ヘルニア
  • 腰椎圧迫骨折後

患者様の状態

30年程前より腰痛が出現し、15年前より坐骨神経痛を自覚されるようになられました。
当初は家事が行える程度の痛みでしたが、年々痛みが強くなり、最近では家事にも支障が生じる状態になったため当クリニックを受診されました。


診察と検査結果

腰を横から見たMRI写真です。
腰の土台となる腰椎と呼ばれる骨が複数か所で砕けており、腰椎と腰椎の間にある椎間板も潰れて変形している状態です。
椎間板が潰れた際に、髄核と呼ばれる成分が神経に炎症を生じさせることで坐骨神経痛が出現する事も分かっております。


施術内容

DST法

腰椎L2/L3、L3/L4、L4/L5、L5/S部分の4箇所にDST(ディスクシール治療)を行いました。
潰れた椎間板を検査しDST(ディスクシール治療)を行う事で、坐骨神経症状の改善を図る事としました。

治療部位の消毒を行っているところです。
感染予防処置は念入りに行います。

局所麻酔を用いて、治療中の痛みを取り除いているところです。

治療用の管を挿入しているところです。
レントゲン透視装置を動かしながら3次元的に治療用の管の位置を確認し、確実に椎間板まで挿入を行います。

椎間板の検査を行っているところです。
画面上、黒く映っている部分が損傷部位となり、DST(ディスクシール治療)が必要な部位となります。
治療時間は20分程でしたが、患者様は終始安定しておられました。


院長より一言

当院での椎間板治療による有効率は80%前後を維持しておりますが、治療件数は優に3,000件を超えているため、必然的に改善のない患者様の実数が約500~600名となっております。
現在、椎間板治療後も改善が乏しい患者様に対して、リハビリ専門医である笹山医師指導のもと、個別指導による腰痛特化型リハビリを行っております。
現時点で腰痛特化型リハビリの有効率は42%となっており、治療後のバックアップとして機能しております。
しかし、今後さらなる改善度上昇を目指し、リハビリに関しても海外研修を行う予定です。
当院で治療させて頂いたすべての患者様に満足していただけるように努力し続けていきたいと考えております。

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この記事の著者

この記事の著者:野中康行院長

NLC野中腰痛クリニック院長野中 康行

2002年川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年ILC国際腰痛クリニック開設、2020年医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年NLC野中腰痛クリニック開設。

治療実績:4,061件
(平均77件/月・2018年6月~2022年10月まで)


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脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。


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椎間板変性症とは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症やすべり症など様々な病気につながる恐れがあります。