患者様の情報

80代 男性

病名


患者様の状態

若い頃より腰痛を自覚されていましたが、10年ほど前より足に神経痛を自覚されるようになられました。近くの整形外科で脊柱管狭窄症と診断され、しばらくは内服などの治療を受けられました。しかし改善がないため、2年前より内服もやめられておりました。最近では50m程歩くと足の感覚が無くなる状態であり、当クリニックを受診されました。


診察と検査結果

腰のMRI検査ですが、腰を真横から見ており、向かって左側がお腹側となります。腰は腰椎と呼ばれる比較的小さな骨が縦に並んでできており、腰椎と腰椎の間にはクッションである椎間板が存在しております。また腰椎と椎間板の傍には足の神経が通っており、神経の通り道を脊柱管と言います。腰のMRI検査ですが、椎間板容量が正常と比較して50%以上少なくなっており、骨のズレも認めます。また神経も圧迫を受けており脊柱管狭窄症の状態です。


施術内容

DST法

椎間板機能の改善を図る為、腰部椎間板L2/L3、L3/L4、L4/L5、L5/Sの4箇所に対してDST(ディスクシール治療)を施行しました。

治療担当は石田貴樹先生です。私はスーパーバイザーとして傍に控えております。この写真は、椎間板へのアプローチ方法を最終確認しているところです。

透視装置を移動させて3次元的に椎間板と治療用の管の位置を確認しているところです。

検査の様子です。この後DST(ディスクシール治療)を行っております。
治療時間は19分。問題なく治療終了となりました。


院長より一言

昨日、以前DST治療をさせて頂いたインドネシアの患者様より、別の患者様をご紹介いただきました。10月末頃に来日するとのことで、当日治療の予約を頂いております。コロナ前には北米(アメリカ)で治療を受けるよりも日本が近いため、中東や北欧、東南アジア地域から外国人の方の受診も多くございました。また、これだけ円安になると、アメリカ本国からも治療依頼があるかもしれないとスタッフ共々冗談を言っております。いずれにせよ日本の入国制限が緩和されており、海外との交流も徐々に戻ってくる予感がしております。因みに、日曜日には北方健三先生の「チンギス紀」をゆっくり読むつもりで、今から楽しみです。

この記事の著者

この記事の著者:野中康行院長

NLC野中腰痛クリニック院長野中 康行

2002年川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年ILC国際腰痛クリニック開設、2020年医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年NLC野中腰痛クリニック開設。

治療実績:3,867件
(平均76件/月・2018年6月~2022年8月まで)


脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。