患者様の情報

80代 女性

病名


患者様の状態

1年ほど前より腰部と臀部に痛みが出現するようになられました。歩くと痛みが悪化することから、生活にも困難が増えており当クリニックを受診されておられます。


診察と検査結果

このMRI検査では、椎間板が60%以上潰れている箇所が複数認められ、神経の通り道である脊柱管も狭くなっており脊柱管狭窄症と呼ばれる状態です。また腰椎もズレがありすべり症と呼ばれる状態です。クッションである椎間板の機能が相当に低下していると推測されます。


施術内容

DST法

椎間板に対して検査を行い、腰部椎間板L3/L4、L4/L5、L5/Sの3箇所にDST(ディスクシール治療)を行いました。

患者様より鎮静剤のご希望がありましたので、寝ていただいた上で治療を開始しております。私は麻酔科標榜医の資格を持っております。

局所麻酔を追加で使用しながら、治療用の管を椎間板まで挿入しております。潰れている椎間板では神経に触れない様に管を挿入する必要がありますので、いつもより時間がかかりました。

椎間板検査を行いましたが、椎間板は相当に損傷しておりました。DST(ディスクシール治療)を行いましたが、椎間板全体に治療薬を拡散するのに時間がかかりました。
治療時間は23分。治療終了後2分程度で患者様は覚醒されており、1時間後には歩いて頂いております。


院長より一言

当院の椎間板治療件数は月間70件以上になり、年間では800件以上に上っております。また新大阪で治療を開始してから5年目になります。それ以前において私個人では奈良県にあります青藍病院で主にPLDD(経皮的椎間板レーザー減圧術)とPODD(経皮的オゾン椎間板治療)やSCS(脊髄神経刺激療法)、ペイン治療等を約9年間携わっておりました。14年間で5,000件以上の椎間板治療を行った事になりますが、最近は後身の育成や教育に力を入れる事も生きがいになってまいりました。私一人では治療件数にも限界がありますし、何より技術継承が大切であるからです。引き続き多くの患者様が笑って頂けるようにスタッフ一同努力してまいります。

この記事の著者

この記事の著者:野中康行院長

NLC野中腰痛クリニック院長野中 康行

2002年川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年ILC国際腰痛クリニック開設、2020年医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年NLC野中腰痛クリニック開設。

治療実績:3,867件
(平均76件/月・2018年6月~2022年8月まで)


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