患者様の情報

70代 女性

病名

  • 脊柱管狭窄症
  • 腰椎すべり症

患者様の状態

若い頃よりぎっくり腰を繰り返されておられましたが、55歳頃に足の痛みとしびれが出現するようになられました。
その後も鎮痛薬などを使用し様子を見られておられましたが、しびれが強く歩行するにも難渋するようになられ、当クリニックを受診されておられます。


診察と検査結果

腰を横から見たMRI検査です。
向かって右側が背中側となります。
腰は腰椎と呼ばれる小さな骨が縦に並んで出来ており、腰椎と腰椎の間には椎間板とよばれるクッションの働きがある組織が存在しています。
また傍には足の神経が通っています。
このMRI写真では、特に1箇所の椎間板が相当に潰れている状態で、足の神経も圧迫を受けており脊柱管狭窄症と呼ばれる状態になっております。


施術内容

DST法

椎間板に対して検査を行い、DST(ディスクシール治療)を行いました。
今回は腰部椎間板L2/L3、L3/L4、L4/L5、L5/Sの4箇所に対してDST(ディスクシール治療)を行いました。

鎮静剤により寝ていただきまして、治療を開始しております。
この写真は局所麻酔を使用しているところです。

椎間板の検査を行い、速やかにDST(ディスクシール治療)を行っております。
治療時間は14分程でしたが、お目覚めになられるのに3分程要しました。


院長より一言

この地で開業してから5年が過ぎ、治療件数も5,000件が目前に迫っております。
あっという間の5年でしたが、これからも診療を継続し10年、20年と患者様に選んで頂けるように頑張りたいと思います。
尚7月21日は設立記念日とし休診とさせて頂きます。
コロナ感染が拡大しておりますので、自宅でゆっくり静養させて頂く予定です。

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この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。


腰椎すべり症

腰椎すべり症

腰椎すべり症とは背骨が前方や後方にずれてしまう疾患です。腰痛・足の神経障害の他に間欠性跛行(かんけつせいはこう)の症状を引き起こします。