患者様の情報

80代 女性

病名

  • 脊柱管狭窄症
  • 椎間板変性症
  • 椎間板ヘルニア

患者様の状態

10年以上前より腰痛を自覚されておられましたが、5年ほど前より痛みが強くなり、最近では右足に神経痛が出現され、杖で歩行するようになられました。
近くの整形外科では、鎮痛薬のみであり改善が認められないため当クリニックを受診されております。


診察と検査結果

腰のMRI検査ですが、腰を真横から撮影しており、向かって右側が背中側となります。
腰は腰椎と呼ばれる骨が縦に並んで出来ており、腰椎と腰椎の隙間にはクッションである椎間板が存在しています。
また腰椎と椎間板の傍には足の神経が通っています。
このMRI写真では、明らかに潰れた椎間板が3箇所あり、足の神経も圧迫を受け、脊柱管狭窄症と呼ばれる状態になっております。


施術内容

DST法

椎間板に対してDST(ディスクシール治療)を行い、神経症状の改善を図りました。
今回は腰部椎間板L2/L3、L3/L4、L4/L5、L5/Sの4箇所にDST(ディスクシール治療)を行いました。

患者様には、うつ伏せに寝ていただき、腰に局所麻酔を行っているところです。
痛みはあまりございません。

椎間板まで治療用の管を挿入しているところです。
狭いところもあり、神経に触れないように気をつけております。

椎間板の検査を行っております。
この後DST(ディスクシール治療)を行いました。
治療時間は17分であり、2時間後には歩いて帰宅していただきました。


院長より一言

昨年5月に脊柱管狭窄症の坐骨神経痛に対してDST治療を行った58歳男性の患者様が診察にお越しになられました。
坐骨神経痛は改善しておりましたが、最近腰痛が出現するとの事で診察をさせて頂いたのですが、肥満が進行しており、腰椎の負荷増加が強く懸念される状態でした。
コロナの情勢もあり、最近は運動不足から肥満になり、腰痛が出現するケースも散見されます。
肥満と腰痛の関係はエビデンスも明らかですので、適度な食事と運動を心がけていただく様に患者様にもご説明申し上げました。
皆様もお気をつけください。
ちなみに私は、万歩計をつけて日々適度な運動を心がけております。

是非ご共有ください

この記事の著者

この記事の著者:野中康行院長

NLC野中腰痛クリニック院長野中 康行

2002年川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年ILC国際腰痛クリニック開設、2020年医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年NLC野中腰痛クリニック開設。

治療実績:4,061件
(平均77件/月・2018年6月~2022年10月まで)


椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。


脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。