患者様の情報

80代 女性

病名

  • 脊柱管狭窄症
  • 椎間板ヘルニア
  • 椎間板変性症

患者様の状態

令和3年6月頃より臀部から左太腿の裏側に痛みと痺れが出現し、歩行が満足にできない状態となられました。
近くの整形外科を受診されたところ脊柱管狭窄症と診断され、鎮痛薬での治療が開始されましたが改善が乏しいため当クリニックを受診されています。


診察と検査結果

腰のMRI検査ですが、腰を横から見ており、向かって右側が背中側となります。
腰は腰椎と呼ばれる比較的小さな骨が縦に並んで出来ており、腰椎と腰椎の隙間にはクッションである椎間板が存在しております。
また腰椎と椎間板のすぐ傍を足の神経が通っており、神経の通り道を脊柱管と言います。
このMRI検査では複数の椎間板が潰れており、足の神経も圧迫を受けており、脊柱管狭窄症と呼ばれる状態になっております。


施術内容

DST法

外科的手術を選択した場合、ボルトでの固定が必要となり、長期間の入院生活が確実視されます。
患者様の体力的にも手術は困難と判断し、日帰り治療としてDST(ディスクシール治療)を選択されました。
今回は腰部椎間板L2/L3、L3/L4、L4/L5、L5/Sの4箇所にDST(ディスクシール治療)を行いました。

患者様は御高齢であられ、不安を取り除くため鎮静剤を少量使用し、完全に寝ていただきました。
その後局所麻酔を用いながら治療を開始しております。

治療用の管の位置をレントゲン透視装置を用いて確認しているところです。

造影検査を行いつつ、治療部位を確認しているところです。
黒く映っている部分がDST(ディスクシール治療)を行う部位となります。

治療時間は16分でしたが、患者様はすっかりお休みになられており、お目覚めになったのはその5分後でした。
気が付いたらベッドの上であられたのびっくりされたと思います。


院長より一言

最近はご高齢の患者様に限らず、比較的若年の患者様も増えてきている印象がございます。
治療方法や治療成績に年齢はほとんど関係無いのですが、若年の患者様におかれましては、治療により症状が改善した後、相当無理な運動を成される場合もありますので、リハビリ管理も重点的に指導させて頂いております。
当然の事ながらご高齢の患者様におかれましても、治療後の生活指導はさせて頂いております。
この様に当院では、治療後もケアも腰痛リハビリセンターと協力し、しっかり対応させて頂いております。

この記事の著者

この記事の著者:野中康行院長

NLC野中腰痛クリニック院長野中 康行

2002年川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年ILC国際腰痛クリニック開設、2020年医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年NLC野中腰痛クリニック開設。

治療実績:3,867件
(平均76件/月・2018年6月~2022年8月まで)


脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。