患者様の情報

70代 男性

病名

  • 脊柱管狭窄症
  • 椎間板ヘルニア
  • 椎間板変性症

患者様の状態

40年前に椎間板ヘルニアに対して2度の外科手術を施行され、その後10年前に脊柱管狭窄症と診断を受けられました。
最近、歩行をすると足の痛みが出現する状態になられ、10分程度歩行されますと休まないと歩けなくなる状態となられたため、当クリニックを受診されております。


診察と検査結果

腰のMRI検査ですが、腰を横から観察しており、向かって右側が背中側となります。
腰は腰椎と呼ばれる比較的小さな骨が縦に並んで出来ており、腰椎と腰椎の間にはクッションである椎間板が存在しております。
また腰椎と椎間板の傍には足の神経が通っており、神経の通り道を脊柱管と言います。
このMRI写真では複数の椎間板が潰れた状態になっており、足の神経も複数の箇所で圧迫を受けてた脊柱管狭窄症と呼ばれる状態です。


施術内容

DST法

DST(ディスクシール治療)による椎間板修復で腰椎の不安定性を解除し、脊柱管症状の改善を図ります。
今回は腰部椎間板L1/L2、L2/L3、L3/L4、L4/L5、L5/Sの5箇所にDST(ディスクシール治療)を行いました。

患者様より治療中の様子を説明するように承りましたので、鎮静剤は使用せず局所麻酔のみで治療を開始しております。

治療用の管を穿刺する際には、血管と神経を損傷しない様に透視装置を用いる必要があります。
また穿刺用の管の形状を変化させておく必要もあります。
5種類の椎間板治療を理解し、患者様に治療を行うためには最低でも1年は研修が必要になります。

治療中の様子をご説明しているところです。
椎間板の状態を動画で確認できますので、治療の目的も明瞭になり、患者様にもご納得いただき治療をさせて頂くことができました。

実際の検査動画ですが、黒く映っている部分が損傷部位であり、DST(ディスクシール治療)が適応になる部位となります。
治療時間は20分でした、治療後も当然歩いて帰宅していただきました。


院長より一言

本日は4件の治療予定でしたが、患者様のご都合でキャンセルとなり、3件の治療を行いました。
その為30分程度は休憩する余裕が生まれ比較的余裕のある一日となりました。
時間的に余裕がありましたので論文検索を行い、興味深い論文を見つけることができました。
要約すると、椎間板の機能改善は神経痛症状の改善に寄与するとのことが記載されており、今後別サイトの論文考察にもデータ更新させて頂く予定です。

この記事の著者

この記事の著者:野中康行院長

NLC野中腰痛クリニック院長野中 康行

2002年川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年ILC国際腰痛クリニック開設、2020年医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年NLC野中腰痛クリニック開設。

治療実績:3,867件
(平均76件/月・2018年6月~2022年8月まで)


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