患者様の情報

60代 男性

病名

  • 脊柱管狭窄症
  • 椎間板ヘルニア
  • 椎間板変性症

患者様の状態

5年程前より運動時に腰痛を自覚されていましたが、最近になって右足に神経痛(坐骨神経痛)が出現するようになられました。
近くのクリニックで鎮痛薬を処方され様子を見られていましたが、改善が無い為に当クリニックを受診されています。


診察と検査結果

腰のMRI検査ですが、腰を真横から観察しており、向かって右側が背中側となります。
腰は腰椎と呼ばれる比較的小さな骨が縦に並んで出来ており、腰椎と腰椎の間にはクッションである椎間板が存在しており、足の神経も腰椎と椎間板の傍を通っております。
足の神経が通る部分を脊柱管と言います。
このMRI検査では2箇所の椎間板が潰れており、足の神経が通る道も狭くなっており、脊柱管狭窄症と呼ばれる状態になっております。


施術内容

DST法

潰れた椎間板を修復治療する目的でDST(ディスクシール治療)を行います。
DSTの脊柱管狭窄症による坐骨神経痛に対する有効率は、北米のデータでも当院のデータでも同じ75%となっております。
今回は腰部椎間板L2/L3、L3/L4、L4/L5の3箇所にDST(ディスクシール治療)を行いました。

患者様にうつ伏せに寝ていただき、局所麻酔を行った後に、治療用の管をクッションである椎間板まで挿入しております。
治療用の管は特殊形状で変形加工をしやすいものを使用しています。

治療用の管が正しい位置に存在している事をレントゲン透視装置を用いて管理しております。

椎間板の検査を行っているところです。
患者様に痛みが出現する事はなく、治療中も腰の圧迫感が出現する程度でした。
また、この動画で黒く映ってくる部分がDST(ディスクシール治療)の必要な部分となります。

治療時間は14分、治療後は腰の圧迫感を自覚される程度でした。
2時間後には帰宅していただいております。


院長より一言

初めて日帰り腰痛治療の研修と実際の治療を開始してから10年以上が経過しております。
当初、日本国内では椎間板ヘルニアに特化したPLDD(椎間板レーザー減圧術)と呼ばれる日帰り治療しかなく、私もPLDDを中心に行っておりました。
その当時は、PLDDに使用される光源がヤグレーザーであり、効果も安定しておりませんでしたが、今は半導体レーザーとなり、治療効果が非常に安定してきております。
また脊柱管狭窄症等の幅の広い疾患に対して安全性と有効率が確立された日帰り治療法が欧米を中心に開発されており、当院でもライセンス契約と治療研修を行い、患者様に提供させて頂いております。
この様にわずか10年程で治療法も著しく進歩しており、時流に乗り遅れる事がないように治療データの解析と研修を重ねていくとともに、今後コロナ感染が落ち着き次第、私は渡欧研修、石田医師が渡米研修を予定しております。


この記事の著者

この記事の著者:野中康行院長

院長 野中 康行

NLC野中腰痛クリニックでは、DST法をはじめとする腰痛治療を行っています。海外の先進治療を導入することで、腰をはじめとする脊椎疾患に悩む患者様の治療の選択肢を広げ、症状や状態に合わせた治療を提案しております。 主に脊柱管狭窄症、すべり症、椎間板ヘルニア等の対象疾患を中心に、ご高齢の方、再手術を検討する方、短期間での社会復帰を求める方にとって体への負担の少ない治療法を提供しています。