患者様の情報

50代 女性

病名

  • 椎間板ヘルニア
  • 椎間板変性症

患者様の状態

20年以上前から腰部と臀部に疼痛があり、発作的に出現する状態が続いておられる状態でした。
特に前屈時や立ち上がりの動作時に痛みが出現し、十分な運動が出来ない状態が続いておられる事から当クリニックを受診されました。


診察と検査結果

腰のMRI検査ですが、腰を真横から見ており、向かって右側が背中側となります。
腰は腰椎と呼ばれる骨が縦に並んで出来ており、腰椎と腰椎の間にはクッションである椎間板が存在しております。
また腰椎と椎間板の傍には、足の神経が通っております。
このMRI検査では3箇所の椎間板が黒くなっており、特に1箇所の椎間板は潰れて薄くなっております。
椎間板が潰れてくると、前かがみの動作で腰痛が生じやすくなる椎間板性腰痛症となります。


施術内容

DST法

潰れた椎間板を含めて検査し、DST(ディスクシール治療)を行う事で腰痛の改善を図ります。
今回は腰部椎間板L3/L4、L4/L5、L5/S1の3箇所にDST(ディスクシール治療)を行いました。

鎮静剤は使用せず、局所麻酔のみで治療用の管(直径8mm)を背中から椎間板まで挿入していきます。
スムーズに挿入できました。

治療の様子を患者様にも見ていただいているところです。

黒く映っている部分が椎間板の損傷部位です。
この後、DST(ディスクシール治療)を行っていきました。
治療中は痛みはほとんどありませんが、背筋が伸びるような感覚が生じます。


術後

治療後2時間程度で歩行していただき、帰宅となっております。
今後早ければ1ヵ月程度で腰痛症状の改善が期待されます。


院長より一言

当院には椎間板治療担当医として石田先生がおります。
治療スキルに関しては、3年の研修を経てDSTライセンス契約に至っておりますので安心して治療をお任せしております。
もう1名研修医師がおりますが、年末頃にはご紹介できるレベルになろうかと思われます。
治療に当たっては、一定のスキルを身に着けた後にライセンスを付与され、初めて治療を行う形式をとっております。
今後忙しくなりますが、体調に気をつけ、診療に励んで参りたいと思っております。

この記事の著者

この記事の著者:野中康行院長

NLC野中腰痛クリニック院長野中 康行

2002年川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年ILC国際腰痛クリニック開設、2020年医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年NLC野中腰痛クリニック開設。

治療実績:3,867件
(平均76件/月・2018年6月~2022年8月まで)


椎間板ヘルニア

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椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。


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椎間板変性症とは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症やすべり症など様々な病気につながる恐れがあります。