患者様の情報

50代 男性

病名

  • 椎間板ヘルニア
  • 椎間板変性症
  • 椎間板性腰痛症

患者様の状態

昨年11月にラジオ体操をなされていたところ、前屈動作で急性腰痛症が出現されました。
その後様子を見られていると、腰痛の改善を認めておりましたが、前かがみの動作で腰痛が出現する状態である事から当クリニックを受診されました。


診察と検査結果

腰のMRI検査ですが、腰を横から観察しており、向かって右側が背中側となります。
腰は腰椎と呼ばれる骨が縦に並んで出来ており、腰椎と腰椎の間にはクッションである椎間板が存在しております。
また腰椎と椎間板の傍には足の神経が通っております。
このMRI検査では3箇所の椎間板が薄くなっており、飛び出した様な変形(椎間板ヘルニア)を認めます。
椎間板は腰の前方に位置しており、特に前かがみの動作では椎間板に強い負担が生じるため、痛みが出現しやすくなります。
そのような腰痛を椎間板性腰痛症と言います。


施術内容

DST法

椎間板が損傷している原因を検索し、DST(ディスクシール治療)を行う事で症状の改善を図ります。
今回は腰部椎間板L2/L3、L4/L5、L5/S1の3箇所にDST(ディスクシール治療)を行いました。

患者様にはうつ伏せに寝ていただき、局所麻酔を用いて治療用の管(直径8mm)を背中から椎間板まで挿入していきます。

レントゲン透視装置を腰の周囲で回転させながら、正確に椎間板まで管を進めていきます。

治療中に患者様にも見ていただいた動画です。
黒く映っている部分が椎間板の損傷部位であり、DST(ディスクシール治療)が必要なところとなります。
治療時間は15分程度であり、2時間ほどで歩行し帰宅していただきました。


院長より一言

DST(ディスクシール治療)による腰痛の改善率は80%となっており、治療成績としては優秀だと自負しております。
しかし、腰痛の改善と共に激しい運動や体幹筋力に見合わない負荷を腰にかけると症状がぶり返す可能性もありますので、運動を再開される折には十分なストレッチと筋力訓練を積まれる事をお勧めしております。
当院でも体幹筋力向上に対してリハビリ指導を行っておりますので、ご興味・ご感心がございましたらお気軽にご相談ください。

この記事の著者

この記事の著者:野中康行院長

NLC野中腰痛クリニック院長野中 康行

2002年川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年ILC国際腰痛クリニック開設、2020年医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年NLC野中腰痛クリニック開設。

治療実績:3,867件
(平均76件/月・2018年6月~2022年8月まで)


椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。