患者様の情報

80代 女性

病名

  • 椎間板ヘルニア
  • 椎間板変性症
  • 脊柱管狭窄症

患者様の状態

もともと腰痛を自覚されておられたのですが、痛みの程度が軽く様子を見られていました。
しかし8年程前より痛みが強くなり、前屈姿勢等の動作の節々で腰痛が出現し、徐々に悪化傾向を認められました。
最近になって家事も困難となられた為に、当クリニックを受診されました。


診察と検査結果

腰のMRI検査ですが、腰を横から見た写真となります。
腰は腰椎と呼ばれる骨が縦に並んで出来ており、腰椎と腰椎の間には椎間板と呼ばれるクッションが存在しております。
また腰椎と椎間板の傍には足の神経が通っております。
このMRI写真では、椎間板が一部潰れた状態となり、飛び出した様な変形(椎間板ヘルニア)を伴っております。
椎間板が潰れ、椎間板性腰痛症の可能性が高いと判断いたしました。


施術内容

DST法

潰れた3箇所の椎間板(腰部L3/L4、L4/L5、L5/S1)に検査を行い、DST(ディスクシール治療)を行います。

鎮静剤は使用せず、局所麻酔のみで治療を行っております。
治療用の管の挿入に約4分程度要しましたが、レントゲン透視装置を用いて間違いなく椎間板まで管を挿入しております。

潰れた椎間板に対して、造影検査を行っているところです。
黒く映っている部分が損傷部位となり、DST(ディスクシール治療)を要する部位となります。
検査と治療に要する時間は、約5分でした。


院長より一言

DSTによる腰痛改善確率は、北米のデータと同様に80%を維持しております。
しかしながら20%の患者様では改善を自覚されず、リハビリや追加の治療が必要になる場合もございます。
リスクが低い事がDST(ディスクシール治療)の特徴ではありますが、無効例の20%に入ってしまう患者様には大変申し訳ない思いを抱いております。
現在、当院の治療で改善が無い場合には腰痛特化型リハビリ等での対応を行い、改善率向上を図っています。
さらに有効率がより高く、安全性が確立された治療の導入に向けて耳目を広げ、積極的に導入をしたいと考えております。

この記事の著者

この記事の著者:野中康行院長

NLC野中腰痛クリニック院長野中 康行

2002年川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年ILC国際腰痛クリニック開設、2020年医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年NLC野中腰痛クリニック開設。

治療実績:3,867件
(平均76件/月・2018年6月~2022年8月まで)


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