患者様の情報

40代 男性

病名

  • 椎間板ヘルニア
  • 椎間板変性症

患者様の状態

5年ほど前より日常生活に支障が生じるほどの腰痛が出現し、近くの整形外科でリハビリ等をなされ様子を見られていました。
しかし中腰や前屈の姿勢では症状が持続しており、痛みのない生活をおくりたいとの希望から当クリニックを受診されました。


診察と検査結果

腰のMRI検査ですが、腰を真横から見ており、向かって右側が背中側となります。
腰は腰椎と呼ばれる骨が縦に並んで出来ており、腰椎と腰椎の間にはクッションである椎間板が存在しております。
このMRI検査では2箇所の椎間板が黒くなっており、1箇所では飛び出した様な変形(椎間板ヘルニアと言います)が強く見られます。
またもう1箇所では椎間板が薄く潰れた状態(高度椎間板変性と言います)になっております。


施術内容

DST法+PLDD法

腰部L4/L5の椎間板ヘルニア部分は椎間板の容量が十分に保たれていることからPLDD(経皮的椎間板レーザー減圧術)を行い、腰部L5/S1の椎間板が潰れた部分(高度椎間板変性)はDST(ディスクシール治療)を行いました。
椎間板機能の改善を図り、腰痛の解除を行います。

鎮静剤の使用は希望されませんでしたので、局所麻酔のみで治療を開始しております。
治療用の管を2箇所に挿入しているところです。

椎間板ヘルニアに対しては、この様なレーザー照射を行っております。
治療中も患者様は痛みを感じる事はありません。

引き続きDST(ディスクシール治療)を行いましたが、治療中の様子を患者様にご説明しているところです。

患者様にも見ていただいた動画ですが、動画の中で黒く映っている部分が椎間板の損傷部位であり、DST(ディスクシール治療)を行うべき部位となります。
治療時間は20分程でしたが、今回はPLDD(経皮的椎間板レーザー減圧術)とDST(ディスクシール治療)を同時に行っております。


院長より一言

当院では、この様に椎間板の状態に合わせた最適な治療法を組み合わせながら対応しております。
同じように、治療法を組み合わせながら治療を行っている施設は欧米では大学病院クラスでなされていますが、私の知る限り日本ではほとんど行われておりません。
椎間板治療の分野に関しては、技術的にも海外に後れを取っている事が原因と思われます。
とはいえ、日本国内の患者様に対して欧米に引けをとならない治療を提供すべく、今後も最善を尽くし、最良の結果が伴うように日々知見を深め、研鑽に努めてまいりたいと思います。

この記事の著者

この記事の著者:野中康行院長

NLC野中腰痛クリニック院長野中 康行

2002年川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年ILC国際腰痛クリニック開設、2020年医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年NLC野中腰痛クリニック開設。

治療実績:3,867件
(平均76件/月・2018年6月~2022年8月まで)


椎間板ヘルニア

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椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。


椎間板変性症

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椎間板変性症とは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症やすべり症など様々な病気につながる恐れがあります。