患者様の情報

80代 男性

疾患・症状


患者様の状態

3年前に脊柱管狭窄症と診断され外科的手術を受けられましたが、昨年春ごろより左足の痛みが出現し歩けなくなってきた為に当クリニックを受診されました。


診察と検査結果

治療風景①

腰を横から見た写真です。腰の骨(腰椎)が縦にならんでおり、腰の骨と骨の間に骨同士がぶつからない様にクッション(椎間板)が並んでおります。下側にある3つのクッションが薄くなり潰れています。


施術内容

DST法

腰椎L3/4・L4/5・L5/S部分にDST3箇所の治療を行いました。

治療風景②
治療風景③

潰れたクッション(椎間板)を治療して、クッションの機能を改善させるために、まずはクッション(椎間板)まで治療用の管を入れていきますが、まずは局所麻酔で痛みを感じない様にしているところです。

治療風景④

患者様はあまり痛みを感じず、無事に治療用の管が通ったところです。

治療用の管からまずは検査を行い、椎間板の潰れた状況を確認し、同時に治療を行います。治療開始から17分くらいです。


術後

治療風景⑤
治療風景⑥

治療終了後は、患者様を移動用ベッドに移動した後、専用の個室までご案内し、1時間ほど個室用のベッドでお休みいただきます。

※治療効果は個人差があります。


院長より一言

外科的手術後の再発にも対応しております、特にご高齢の患者さまに置かれましては、再度の手術が困難である場合もございます。当クリニックでは年齢に関係なく日帰り治療が可能でございますので、一度ご相談いただければ幸いです。


治療法

DST法(ディスクシール治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


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