患者様の情報

80代 男性

疾患・症状


患者様の状態

過去に2度の外科的手術を経験されており、3度目の手術は希望されずに当院を受診された方です。現在は腰の痛みと右のお尻から右足にかけて(坐骨神経領域)の痛みとしびれがあり、歩行に障害が出現している状態でした。


診察と検査結果

検査では写真の通り、腰椎全体に椎間板の損傷が見られ、椎間板が潰れた状態(椎間板変性を確認)でした。

MRI

複数の脊柱管狭窄症および椎間孔狭窄を認めました。治療に関しては5箇所を予定しました。

治療風景①

施術内容

DST法(ディスクシール治療)

腰椎L1/2・L2/3・L3/4・L4/5・L5/S部分にDST5箇所の治療を行いました。2度ほど腰部に鈍痛が出現しましたが、気にならない程度であり、スムーズに5箇所に治療用の管を挿入できました。

治療風景②

写真の様に治療中の様子や状態を動画でご一緒に観察しながら、ご説明し、ご病気を納得いただいた上で治療を行いました。

治療風景③

術後

治療後にお声がけをすると『もう終わったのか』とおっしゃられたので、予定通り治療時間は20分ですよとお答えしました。その後2時間ゆっくりお休みになられ、帰宅されております。

※治療効果は個人差があります。


院長より一言

外科的手術後の患者様に関しても、対応させて頂いております。
今回の様にご高齢の方でも、治療中の動画をご説明しながら、治療内容を納得していただいております。
また治療中の様子は治療後の診察で患者様にご説明しております。
麻酔でお休みいただく方法もございますので、ご安心下さい。


治療法

DST法(ディスクシール治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰部脊柱管狭窄症

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坐骨神経痛

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