患者様の情報

60代 男性

病名

  • 脊柱管狭窄症
  • 椎間板変性症
  • 椎間板ヘルニア

患者様の状態

ちょうど1年前の12月にゴルフをプレイした後から臀部から大腿裏にかけての痛みが出現されました。
日常生活は無理をしなければ問題ないが、無理に姿勢やゴルフ等の腰に負荷のかかる動作を行うと痛みが出現する状態であられました。
近所の整形外科では外科的手術を勧められましたが、手術後は運動に制限が伴う為に今回当クリニックを受診されました。


診察と検査結果

腰を横から見たMRI写真です。
腰は腰椎と呼ばれる小さな骨が縦に並んで出来ており、腰椎と腰椎の間にはクッションの働きがある椎間板と呼ばれる組織が存在しております。
また傍には脳と足を繋ぐ神経が通っています。
このMRI検査では3箇所の椎間板が潰れている状態で、飛び出した様な変形(変形を椎間板ヘルニアと言います)も伴っています。
また足の神経も圧迫を受け炎症が生じています(圧迫を脊柱管狭窄症と言います)。


施術内容

DST法

腰椎L3/L4、L4/L5、L5/S1部分の3箇所にDST治療を行いました。
潰れた椎間板を検査し治療を行う事で椎間板のクッション機能を改善させることで、脊柱管狭窄症による圧迫と炎症の改善を図ります。

患者様にはうつ伏せに寝ていただき、レントゲン透視装置で腰の状態を確認しているところです。
治療部位を間違えない様に皮膚に印をつけていきます。

患者様は治療中の様子を見られるとのことから、鎮静剤は使用せずに意識のある状態で局所麻酔のみで治療を開始しています。

椎間板の検査を行っているところですが、黒く映っている部分が椎間板の損傷している部分となります。
その部分にDST(ディスクシール治療)を行います。
治療時間は22分程度でした。


術後

治療後は2時間個室でお休みいただき、帰宅していただきました。
ゴルフに関しては1ヵ月程度はお休みいただく様にお願い致しました。

※治療効果は個人差があります。


院長より一言

午後の外来にDST治療後から2年経過された患者様がお越しになられました。
2年前に認めていた坐骨神経痛は改善が見られましたが、しびれが残存するとの事でした。
MRI検査等を行い腰の状態を確認いたしましたが、椎間板ヘルニアの消失等を認めており改善傾向にありました。
DST治療でもしびれの改善確率は73%であり、残存する事も示唆されている旨を説明させていただきました。
今後、しびれに関して欧米で新たな治療法が確立されるようであれば研修に行くつもりです。

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この記事の著者

この記事の著者:野中康行院長

NLC野中腰痛クリニック院長野中 康行

2002年川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年ILC国際腰痛クリニック開設、2020年医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年NLC野中腰痛クリニック開設。

治療実績:4,061件
(平均77件/月・2018年6月~2022年10月まで)


椎間板ヘルニア

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椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。


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