治療症例/ 院長ブログ

脊柱管狭窄症があったが、仕事中に転倒した後、坐骨神経痛が悪化した70代男性

患者様の情報

70代 男性

疾患・症状


患者様の状態

令和3年3月に仕事中に転倒し、腰を強打され、その後左臀部痛と足のしびれが出現されました。元々脊柱管狭窄症と診断されておられ、様子を見られるも一向に改善が見られず、ご趣味であるテニスもできない状態が続く事から12月13日に当クリニックを受診されました。


診察と検査結果

MRI

腰のMRI検査ですが、腰を真横から見ております。向かって右側が背中側となります。腰は腰椎と呼ばれる小さな骨が縦に並んで出来ており、腰椎と腰椎の間にはクッションである椎間板が存在しております。また足の神経もそばを通っています。この写真では4箇所の椎間板がすでに潰れた状態であり、足の神経も圧迫をうけており、脊柱管狭窄症と呼ばれる状態になっています。


施術内容

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

腰椎L1/L2、L2/L3、L3/L4、L4/L5部分の4箇所に治療を行いました。潰れた椎間板に対して検査を行い、修復治療としてディスクシール治療(Discseel® Procedure)を行う事になりました。

治療風景

患者様は鎮静剤は必要ないとの事でしたので、局所麻酔のみでの治療になりました。レントゲン透視装置を用いて、潰れた椎間板まで治療用の管を挿入していきます。

椎間板まで治療用の管を挿入し、検査を行っているところです。黒く映ってくる部分が損傷した部位であり、ディスクシール治療(Discseel® Procedure)が必要な部分となります。4箇所のディスクシール治療(Discseel® Procedure)が完了するのに要した時間は約16分程度でした。


術後

治療後は2時間ほどお休みいただき、帰宅していただきました。腰痛は50%程度軽減を認めておりました。

※治療効果は個人差があります。


院長より一言

本日の治療件数は4件であり、忙しく動き回る日が続いております。最近は術中の不安を取り除く目的で鎮静剤を使用する機会が増えてまいりました。平均して4件中3件は眠らせてほしいとのご希望がございます。点滴より鎮静剤を投与しますと、10秒後には寝てしまいますが、治療後にはすぐに目が覚めますので皆様びっくりされることが多くございます。難点として治療中の動画が見られないことがありますが、ご家族が付き添われているようであれば、隣室で治療中の様子をご覧になっていただく事も可能です。検討されておられる患者様は、ご用命くだされば幸いです。


今回の治療法

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


関連するの疾患と症状

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し、神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛やぎっくり腰などの症状を引き起こします。

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは、背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛や足の神経障害、歩行困難などの症状を引き起こします。

変形性腰椎症

椎間板変性症

変形性腰椎症

椎間板変性症とは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニア腰部脊柱管狭窄症腰椎すべり症などの様々な病気につながる恐れがあります。

坐骨神経痛

坐骨神経痛

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。


この記事の著者

医療法人蒼優会 理事長・野中腰痛クリニック 大阪本院 院長:野中康行

大阪本院 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


閉じる