患者様の情報

70代 女性

病名

  • 脊柱管狭窄症
  • 椎間板ヘルニア
  • 椎間板変性症

患者様の状態

3年ほど前より両足にしびれが出現し、5分程度の歩行でしびれが悪化、休まないと歩けない間欠性跛行と言われる状態になられました。
近くの整形外科では牽引等のリハビリを受けられるも改善が乏しく、日常生活も徐々に困難となってきた為に当クリニックを受診されました。


診察と検査結果

腰を横から見たMRI検査ですが、向かって右側が背中側となります。
腰は腰椎と呼ばれる小さな骨が縦に並んで出来ており、腰椎と腰椎の間には椎間板と呼ばれるクッションが存在しております。
また傍には足の神経も通っています。
このMRI検査では複数の椎間板が潰れており、変形している様子が見て取れます。
ここでは提示していませんが、別の画像では神経が圧迫を受けているところも確認されています。


施術内容

DST法

潰れた椎間板に対して造影検査を行い、腰椎L2/L3、L3/L4、L4/L5、L5/S1部分の4箇所にDST治療を行いました。

今回は患者様のご希望から、鎮静剤と局所麻酔を用いて眠って頂いている間に治療を行いました。
この写真は、治療用の管を椎間板まで挿入しているところになります。

治療用の管を挿入後、検査を行った後にDST(ディスクシール治療)を行いました。
動画で黒く映っている部分が椎間板の損傷部位を示しており、治療が必要な部分となります。
治療時間は17分程度でした。


術後

治療後、患者様にはその場でお目覚め頂いた後、個室で2時間ほどお休みいただき帰宅していただいております。
帰宅時には、しびれは3~4割程の改善が認められており、今後の経過に期待が持たれます。

※治療効果は個人差があります。


院長より一言

私には一つ懸念がございます。
と言いますのも、当院では新型コロナが流行する前は、国外の患者様の治療も年間100件以上お受けしておりました。
国外の患者様の場合は、事前に遠隔画像相談を行っておりますが、アジア圏(ロシアを含む)からのお問い合わせだけでも年間100件以上はお受けし続けており、国外で治療待ちの患者様は優に100名を超えている状態です。
渡航が可能となった段階で順次治療を行う予定ですが、当院では治療ライセンスを持つ医師は私を含めて2名であり、北米(ディスクシールテクノロジー)への患者様紹介を行ったとしてもさばき切れるか非常に心配であります。
今後ライセンス保有医師を増員する予定ではありますが、教育には最低1年は要します。
今後コロナ終息後に向けて、国内の患者様に対して不便がかからない様に治療枠やスケジュールの再設定を検討しておりますが、状況によってはご不便をおかけするやもしれません。
その場合は、国内の患者様の予約枠を一時的に減少せざるえない状況になるかもしれません。

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この記事の著者

この記事の著者:野中康行院長

NLC野中腰痛クリニック院長野中 康行

2002年川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年ILC国際腰痛クリニック開設、2020年医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年NLC野中腰痛クリニック開設。

治療実績:4,061件
(平均77件/月・2018年6月~2022年10月まで)


脊柱管狭窄症

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脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。


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椎間板変性症

椎間板変性症とは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症やすべり症など様々な病気につながる恐れがあります。