患者様の情報

80代 男性

病名

  • 脊柱管狭窄症
  • FBSS(脊椎術後疼痛症候群)

患者様の状態

2019年に脊柱管狭窄症に対して外科的手術(腰椎固定術)を施行されましたが、もともとあった右足の疼痛としびれに改善がなく、新たに腰痛が出現したため手術にて固定器具を除去されたものの症状の改善が無い為に、当クリニックを受診されました。


診察と検査結果

腰のMRI検査ですが、腰を真横から見た状態です。
向かって右側が背中側、向かって左側がお腹側となります。
腰は腰椎と呼ばれる骨のコマが縦に並んで出来ており、腰椎と腰椎の間にはクッションである椎間板が存在しております。
また傍には脳と足を繋ぐ神経が通っております。
このMRI検査では4箇所の椎間板が潰れており、骨の変形も伴っていることが見て取れます。
クッションが潰れている為腰椎の不安定性が危惧されます。


施術内容

DST法

腰椎L2/L3、L3/L4、L4/L5、L5/S部分の4箇所にDST治療を行いました。
損傷している椎間板に対して検査を行い、治療する事で腰椎の不安定性を改善させることで症状の改善を図ります。
椎間板は潰れている状態であることから、おそらくDST(ディスクシール治療)が必要になる可能性が高いと説明し、検査・治療にあたりました。

患者様は落ち着ておられましたので鎮静剤は使用せず、局所麻酔のみで治療を行いました。
あまり痛みはなく、治療用の管が椎間板まで挿入されるのに5分程度でした。

椎間板を検査しているところです。
正常な椎間板では黒く映る事はありませんが、損傷した椎間板ではこの動画の様に黒く映ってしまいます。
損傷部位を特定し、DST(ディスクシール治療)を行いました。


術後

治療後2時間で歩いて頂きました。
症状の改善には早くても1ヵ月は必要であると説明し帰宅していただきました。

※治療効果は個人差があります。


院長より一言

治療直後から1ヵ月以内で改善する患者様もおられれば、治療後5~6ヵ月で改善を認める患者様もおられます。
患者様によって症状改善までの期間が異なることに関して、患者様のデータを解析し統計をとることで、今後の治療経過について予測を行う事ができるかもしれません。
データ解析と統計結果について、アップデートできればと思っております。

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この記事の著者

この記事の著者:野中康行院長

NLC野中腰痛クリニック院長野中 康行

2002年川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年ILC国際腰痛クリニック開設、2020年医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年NLC野中腰痛クリニック開設。

治療実績:4,061件
(平均77件/月・2018年6月~2022年10月まで)