患者様の情報

60代 女性

病名

  • 椎間板ヘルニア
  • 椎間板変性症

患者様の状態

2019年11月頃より左下肢の感覚が低下され始めました。
その後2021年4月には左臀部の痛みが出現し、8月になると右臀部から足にまで神経痛が顕著になり歩行が困難になられました。
近所の整形外科で椎間板ヘルニアと診断され、ブロック注射を行うも症状の改善が無い為、当クリニックを受診されました。


診察と検査結果

腰を横から見た写真(MRI検査)です。
腰は腰椎と呼ばれる小さな骨が縦に並んで出来ており、腰椎と腰椎の間にはクッションである椎間板が存在します。
またその傍には足の神経が通っています。
このMRI検査では1箇所の椎間板が潰れており、飛び出した様な変形をしています。
この様な変形を椎間板ヘルニアと言いますが、神経に炎症を生じさせ、足の神経痛の原因となります。


施術内容

DST法

腰椎L4/5部分にDST1箇所の治療を行いました。
椎間板ヘルニアの原因を検査し、治療を行う事で神経痛の改善を行います。
椎間板が潰れている場合には、DST(ディスクシール治療)の可能性が高くなります。
反対に椎間板が潰れていない場合には、PLDD(椎間板レーザー減圧術)やPIDT(椎間板インプラント治療)の可能性が高くなります。

患者様にはうつ伏せに寝ていただき、局所麻酔を用いて治療用の管を椎間板まで挿入致します。
その後、椎間板内で造影検査を行い、その結果によりDST(ディスクシール治療)が必要であるのか、PLDD(レーザー椎間板減圧術)やPIDT(椎間板インプラント治療)が必要であるのかを決定していきます。

椎間板が黒く映っています。
これは椎間板の繊維輪と呼ばれる部分に損傷がある場合に認められますので、繊維輪を治療するDST(ディスクシール治療)が必要と判断しました。
検査の後すぐにDST(ディスクシール治療)を行っています。
黒く映る部分が無い場合には、PLDD(椎間板レーザー減圧術)などが必要になります。


術後

治療後2時間で歩行していただき、帰宅としております。

※治療効果は個人差があります。


院長より一言

検査結果により治療法が異なりますので、治療中にも患者様へ動画で説明をしております。
「動画は見たくない」とおっしゃられる患者様もおられますので、必ず動画を記録して治療後にもご説明申し上げています。
当クリニックでは、患者様にも病気や治療を理解していただくように対応しており、密室の中での治療にはならない配慮を行っております。

この記事の著者

この記事の著者:野中康行院長

NLC野中腰痛クリニック院長野中 康行

2002年川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年ILC国際腰痛クリニック開設、2020年医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年NLC野中腰痛クリニック開設。

治療実績:3,867件
(平均76件/月・2018年6月~2022年8月まで)


椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。


椎間板変性症

椎間板変性症

椎間板変性症とは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症やすべり症など様々な病気につながる恐れがあります。