患者様の情報

70代 女性

病名

  • 腰椎すべり症(第4腰椎)
  • 脊柱管狭窄症
  • 椎間板変性症
  • 椎間板ヘルニア

患者様の状態

4~5年前より腰痛がありましたが、痛み止めや湿布で対応しておられました。
今年に入り両足に神経痛が出現し、歩くと痛みが出現する為に買い物に行くことも困難となってきました。
近くの整形外科にて鎮痛薬を処方されるも改善が無いため、当クリニックを受診されました。


診察と検査結果

腰を横から見た写真(MRI検査)です。
向かって右側が背中側、向かって左側がお腹側となります。
腰は腰椎と呼ばれる小さな骨が縦に並んで出来ており、腰椎と腰椎の間にはクッションの働きがある椎間板が存在しております。
また傍には足の神経が通っております。
この写真(MRI検査)では2箇所の椎間板が潰れて薄くなり、飛び出した様な変形を認め、椎間板ヘルニアと言われる状態になっております。
また神経の通り道も狭くなった脊柱管狭窄症と言われる状態になっており、足の神経(坐骨神経)に血流障害や炎症を引き起こす、坐骨神経痛を引き起こしている状態です。


施術内容

DST法

腰椎L3/4・L4/5・L5/Sの計3箇所にDST法による治療を行いました。
椎間板を検査し治療する事で、坐骨神経痛の改善を図ります。

レントゲン透視装置を用いて椎間板まで治療用の管を挿入していきます。
この間局所麻酔を使用しており、痛みを感じない様に工夫しております。

治療用の管が椎間板まで入った後に、患者様と一緒に検査と治療の様子をご説明しているところです。

造影検査を用いて椎間板の損傷を評価しているところです。
黒く映っている部分が椎間板の損傷を意味しており、繊維輪損傷と言います。
その部分をDST法(ディスクシール治療)にて修復します。


術後

治療後は1時間30分程で歩行していただきました。
今後早ければ1ヵ月程度で症状の改善が期待されます。

※治療効果は個人差があります。


院長より一言

今年もあっという間に霜月がやってまいりました。
気温の低下と共に、神経痛が悪化される患者様も多くございます。
腰部を温めていただき、症状緩和に努めていただければと存じます。
またコロナ感染が落ち着いてきておりますが、突然無理な運動をなされますと、症状の増悪をきたしてしまいますので、ゆっくりと無理のない運動から、徐々に活動を強めていただきたく存じます。
本日も治療が4件あり、私も毎日が大変忙しくしております。
皆様もお体をご自愛頂き、健康な毎日を送って頂ければと思います。

この記事の著者

この記事の著者:野中康行院長

NLC野中腰痛クリニック院長野中 康行

2002年川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年ILC国際腰痛クリニック開設、2020年医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年NLC野中腰痛クリニック開設。

治療実績:3,867件
(平均76件/月・2018年6月~2022年8月まで)


脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。


腰椎すべり症

腰椎すべり症

腰椎すべり症とは背骨が前方や後方にずれてしまう疾患です。腰痛・足の神経障害の他に間欠性跛行(かんけつせいはこう)の症状を引き起こします。