患者様の情報

70代 男性

病名

  • 脊柱管狭窄症
  • 腰椎すべり症(第3腰椎)
  • 坐骨神経痛
  • 間欠性跛行

患者様の状態

2018年頃より左足の痛みが出現していたが、軽かったため病院に通院せず様子を見ておられました。
2021年に入り痛みが増強してきたため、近くの病院を受診されたところ、脊柱管狭窄症と腰椎すべり症と診断されました。
その後、内服薬での治療が開始されるも改善を認めず悪化。
外科的手術を勧められましたが、一人暮らしで年齢的な不安も強く、日帰り治療を希望されたので当クリニックを受診されました。


診察と検査結果

腰を横から見た写真(MRI)です。
腰は小さな骨(腰椎)が縦に並んで出来ております。
また、腰椎と腰椎の間にはクッションである椎間板が腰椎の負担や安定化させるために存在しております。
腰椎と椎間板の傍には足を支配する神経が通っております。
この写真では、3箇所の椎間板が潰れた様になっており、椎間板変性と言われる状態になっております。
また椎間板も飛び出したような変形を認め、椎間板ヘルニアと言われる状態です。
足の神経にも圧迫や炎症を伴っており、坐骨神経痛の原因と考えられます。


施術内容

DST法

腰椎L2/3・L3/4・L4/5部分にDST3箇所の治療を行いました。
潰れた椎間板を治療する事で椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症による神経痛の改善を図ります。
治療法は、DST法(ディスクシール治療)を選択致しました。

局所麻酔で痛みを取り除き、レントゲン透視を使用し、神経を避けて治療用の管を椎間板内まで留置します。

患者様は痛みもなく落ち着いておられたので、DST法(ディスクシール治療)の検査や治療方法をリアルタイム動画でご覧いただいているところです。

腰椎すべり症がある部分の検査動画です。
黒く映った部分が椎間板に生じた亀裂となります。


術後

治療後は2時間ほどで歩行していただき、帰宅していただきました。

※治療効果は個人差があります。


院長より一言

当院の日帰り椎間板治療は全身麻酔を使用せず、また切開せずに治療が可能です。
海外でも同様に低侵襲の治療が行われており、今後幹細胞ないしiPS細胞の移植等が可能になる日も来るかもしれません。
外科手術に代わる治療を引き続き提供していきたいと思っています。

この記事の著者

この記事の著者:野中康行院長

NLC野中腰痛クリニック院長野中 康行

2002年川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年ILC国際腰痛クリニック開設、2020年医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年NLC野中腰痛クリニック開設。

治療実績:3,867件
(平均76件/月・2018年6月~2022年8月まで)


腰椎すべり症

腰椎すべり症

腰椎すべり症とは背骨が前方や後方にずれてしまう疾患です。腰痛・足の神経障害の他に間欠性跛行(かんけつせいはこう)の症状を引き起こします。