患者様の情報

60代 男性(北海道)

疾患・症状


患者様の状態

以前より腰から臀部にかけての痛みがあり、長時間座っているときや同じ姿勢を続けると痛みが悪化する状態でした。今回ご友人の勧めにより当クリニックを受診されました。


診察と検査結果

MRI

腰を横から見た写真(MRI)です。
向かって右側が背中側となります。腰は小さな骨(腰椎)が縦に並んでできており、骨と骨の間にはクッションである椎間板が存在します。傍には足の神経が通っています。この写真では3箇所の椎間板が変形し潰れている状態です。その為に腰椎に炎症が生じています。


施術内容

DST法(ディスクシール治療)

腰椎L4/5・L5/S部分にDST2箇所の治療を行いました。椎間板が潰れている原因を検査し、治療を行う事で腰痛の改善を図ります。

治療風景①

患者様にうつ伏せになって頂き、局所麻酔を用いて痛みを取り除いたのち、治療用の管を椎間板まで入れていきます。レントゲン検査を用いて確実に椎間板に挿入します。

治療風景②

その後、患者さまのお顔の傍まで動画モニターを移動させて、検査や治療の様子を説明しながら処置を行いました。

椎間板に造影検査を行い、椎間板の損傷部位を確認しているところです。実際に患者様にも説明しながら検査を行いました。治療時間は16分でした。


術後

治療後は2時間ほどベッドでお休みいただき、診察の後に帰宅していただきました。

※治療効果は個人差があります。


院長より一言

本日の患者様は、北海道からお越しくださいました。最近は新型コロナの第5波が落ち着き、遠方からのお問い合わせも増えております。当クリニックでは1度の治療で終了し、日帰り治療で歩いて帰ることができます。再度の診察も原則必要ございませんので、遠方の患者様からも治療を受け賜っております。電話でご相談いただければ詳しくご説明させて頂いておりますので、お悩みの患者様はぜひご連絡ください。


治療法

DST法(ディスクシール治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。