患者様の情報

70代 男性

病名

  • 椎間板ヘルニア
  • 脊柱管狭窄症

患者様の状態

10年以上前より腰痛がありましたが、今年の1月頃より左足の膝から下に痛みとしびれが出現されたので近くの病院を受診したところ、脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアを指摘され、外科的手術(脊椎固定術)を勧められました。
ご本人としては、外科的手術(脊椎固定術)は希望されない事から当クリニックを受診される。


診察と検査結果

腰を横から見た写真(MRI)です。
向かって右側が背中側、向かって左側側がお腹側となります。
腰は小さな骨(腰椎)が縦に並んで出来ています。
また骨(腰椎)と骨(腰椎)の間には、クッション(椎間板)があり、骨(腰椎)の負担を取ってくれています。
傍には足に行く神経が通っています。
この写真では複数のクッション(椎間板)が変形し、飛び出した様に見えます。(椎間板ヘルニア)
また足の神経も圧迫されているところが見て取れます。(脊柱管狭窄症)
足の神経が圧迫されたことにより血流障害が生じ、炎症や痛み、しびれの原因になります。


施術内容

DST法

腰椎L4/5・L5/S部分にDST2箇所の治療を行いました。
クッション(椎間板)を治療する事で骨の動揺を抑え、足の神経の圧迫を改善させることで症状の改善を図ります。

患者様にうつ伏せに寝ていただき、痛み止めの局所麻酔を行います。
その後治療用の管をクッション(椎間板)まで挿入しました。
その後クッション(椎間板)の造影検査を行います。

クッション(椎間板)の造影検査です。
黒く映っているところが損傷部位です。

患者様に余裕がありましたので、検査結果を説明しているところです。

クッション(椎間板)の損傷部位にDST法(ディスクシール治療)を行っているところです。
患者様はこの動画をみて、一言『わかりやすい』とおっしゃっていただけました。
治療時間は22分程度でした。


術後

治療後は1時間ほどで歩いて頂き、診察をさせて頂きました。
しびれは半分程度まで改善しており、今後の改善に期待が持てました。

※治療効果は個人差があります。


院長より一言

当クリニックの椎間板治療による痺れの改善確率に関しては、治療方法や患者様の重症度によっても異なりますが70~84%程度となっています。
私が椎間板治療として10年前に初めてPLDD(椎間板レーザー治療)を行った際には、50%程度だったと記憶しております。
椎間板治療も幹細胞移植を含めて再生治療の研究が優勢であり、北米では大手企業の再生治療の投資も活発です。
日本でも東海大学医学部ではすでに臨床治験が始まっており、将来性が期待されるところです。

この記事の著者

この記事の著者:野中康行院長

NLC野中腰痛クリニック院長野中 康行

2002年川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年ILC国際腰痛クリニック開設、2020年医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年NLC野中腰痛クリニック開設。

治療実績:3,867件
(平均76件/月・2018年6月~2022年8月まで)


椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。