患者様の情報
60代 女性
疾患・症状
患者様の状態
2年前より右のおしりから大腿後面の激しい痛みがあり、6ヵ月前より左側のおしりにも同様の症状が出現し、動くたびに痛みが出現する為当院を受診されました。ご希望は痛みをなくし、家事や日常生活が普通にできるようになりたいとの事でした。
診察と検査結果
MRI検査では、第4腰椎と第5腰椎間、第5腰椎と第1仙骨間で明らかに椎間板が潰れた状態になっており、脊柱管狭窄症の合併を認めました。
施術内容
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
腰椎L4/5・L5/S部分に治療を行いました。
治療時間は15分でした。
術後
治療後は1時間程度で歩行していただきました。少し腰に違和感を感じられておりましたが、治療後に出現する鈍痛である旨をご説明させて頂き、安心していただきました。
※治療効果は個人差があります。
院長より一言
日々治療を続けていく中で、患者様にも治療をご理解いただく努力をしております。また患者様のご希望に合わせた治療方法の提案もしておりますので、お気軽にご相談ください。
治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
この記事の著者
医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。
腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。