本日は頸椎治療を行ったので、腰椎治療との難易度の違いについて説明したいと思います。
頸椎治療の場合は、患者様も緊張されるので鎮静剤で寝ていただく必要があります。
患者様には仰向け寝ていただき、右頸部から直径0.5mmの非常に細い針を使用していきます。腰との違いは、圧倒的に細い針なので組織を損傷されるリスクは極めて低いのですが、針自体にコシがない為に少し扱いにくいという欠点があります。
頸部から肩、肩甲骨までの痛みに対してディスクシール治療をすると有効率が80%以上となっていますが、上肢のしびれに関しては有効率が50~60%前後となっています。血管、気管支、食道などは避けて挿入するので心配はないですし、穿刺針が非常に細いので万一穿刺しても問題となるような合併症は起こらないとされています。
治療風景
鎮静

仰向けに寝てもらいます。
治療
レントゲン透視画像

椎間板に穿刺針を挿入したところです。Annulogram検査を行った後、ディスクシール治療を行います。腰椎治療と比較して難易度は低いです。頸椎のPLDDも同様ですが、穿刺針が太くなる分だけ注意が必要になると思います。
院長の一言
交通事故のむち打ち
アメリカでは交通事故による「頸部のむち打ち」に対してディスクシール治療が保険適応になっていて無料で治療が受けられるようです。日本でも保険が効く様になれば最高なんですけど…。

この記事の著者
大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任