治療症例 / 院長ブログ

治療後7ヵ月経過しても腰痛が残存している60代男性

患者様の情報

60代 男性

疾患・症状

状態

椎間板ヘルニアによる腰痛と坐骨神経痛に対して今年5月にディスクシール治療を行っております。治療後3ヵ月ほどで症状の改善があり、ゴルフが出来るまで改善されています。しかし、腰痛だけが完全に取り切れないため、本日受診されています。


治療前後の状態

VAS Score(疼痛スケール)

2025年5月2025年12月
腰の痛み7点2点
下肢の痛み8点0点
しびれ5点0点
臀部の痛み8点0点

(患者様に痛みを10段階で評価してもらい、0点は痛みがない状態を意味します)


MRI検査

治療前

MRI:治療前

治療前の腰のMRI検査です。L5/Sの椎間板ヘルニアが非常に目立っています。

本日(治療後)

MRI:本日

治療後のMRIです。L5/Sのヘルニアが吸収されているのが確認されます。安定している状態だと考えます。


診察

腰部の疼痛部位はベルトの高さ、中心部より右寄り、指先で指摘できる程度の範囲でした。椎間関節レベルの障害だと考えられます。当初の腰痛は手のひらサイズの領域でしたので、ディスクシールによる腰痛改善はあったと判断されます。基本的にはリハビリで対応するほかないことを説明させていただきました。


まとめ

腰痛の原因は複数あることが多く、治療により症状の改善があったとしても症状が残存することもあります。その場合には別の対策をとる必要が生じます。このような複数の原因があるような腰痛や坐骨神経痛は全体の20%ほどだと言われております。


院長の一言

阪神タイガースからDeNAへ

今シーズン阪神タイガースで活躍したデュプランティエ投手が横浜ベイスターズに行くかもしれないと報道されとります。現在、われらのタイガースは「ハワイV旅行」中なのですが、デュプランティエ投手も参加しているんですよね。一般企業ならライバル企業に移籍するけど会社の忘年会は出ます!って感じでしょうかね。昭和のおじさんからしたら、そんなんありえへんわ!って思てまうんですけど、実はそれが普通な世の中なんかもしれまへんな。知らんけど。

ヘルメット子:しらんけど

ここだけの話、阪神タイガースには試合でディプランティエをコテンパンにしてほしいと思てます。だってくやしいもん。


今回の治療法

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


関連するの疾患と症状

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し、神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛やぎっくり腰などの症状を引き起こします。

坐骨神経痛

坐骨神経痛

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。


この記事の著者

医療法人蒼優会 理事長・野中腰痛クリニック 大阪本院 院長:野中康行

大阪本院 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


閉じる