治療症例 / 院長ブログ

治療後6年経過した40代女性

患者様の情報

40代 男性

疾患・症状

状態

2018年1月に椎間板ヘルニアと診断され、1年以上リハビリをするも改善がなく、2019年7月に当院でディスクシール治療をされた方です。治療後3ヵ月で坐骨神経痛は改善していましたが、足裏のしびれだけが続いていました。来年、海外移住されるとの事から6年ぶりに当院を受診されました。


治療後経過

VAS Score(疼痛スケール)

2019年9月2025年11月
腰の痛み0点0点
下肢の痛み5点0点
しびれ3点
(右足裏に限局)
3点
(右足裏に限局)
臀部の痛み5点0点

(患者様に痛みを10段階で評価してもらい、0点は痛みがない状態を意味します)


MRI検査

治療前

MRI:治療前

2019年のMRI写真です。第5腰椎と第1仙骨の間にある椎間板が変形し飛び出している状態で椎間板ヘルニアと診断されます。

本日(治療後)

MRI:本日

本日撮影したMRI写真です。ヘルニアは改善していますが、若干椎間板容量の低下が見られます。自然減少したものと思われます。


診察結果

しびれの原因は、神経障害が後遺症になった可能性があります。2018年1月の時点で外科的手術や椎間板治療などを受けていたとしたら予防できた可能性はあること、しびれに対しては椎間板外治療として幹細胞関連の治療が適応になることをご説明しました。なお、受診目的である海外移住に関しては問題ない事をお伝えしております。


院長の一言

アシュラマン

自宅で長女が長男に対して放送禁止用語を連発しております。学校では控えめで大人しい生活態度らしいのですが、一転して家の中では鬼です。以前から僕に対しては「きもい」「あっちいけ」「目の前に座るな」などと比較的理解可能な発言はしておりましたが、長男に対しては、ほんまにあかん発言をしております。キン肉マンに出てきたアシュラマンでっか?これを見るに、夜のお店で働いてはるお姉さん方の本音はどれだけ恐ろしいんやろ……笑顔の裏はアシュラ?しらんけど。

ヘルメット子:アシュラマン

今回の治療法

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


関連するの疾患と症状

腰椎椎間板ヘルニア

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坐骨神経痛

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坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。


この記事の著者

医療法人蒼優会 理事長・野中腰痛クリニック 大阪本院 院長:野中康行

大阪本院 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


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