患者様の情報
70代 男性
疾患・症状
状態
ご家族の中でお母様と妹様がすべり症と診断されており、外科的手術を受けられています。ご本人も3年前より坐骨神経痛が持続しており、すべり症ではないかと心配され受診されました。
検査
MRI検査

腰のMRI検査です。L3/4 L4/5 L5/S椎間板容量が減少しており、脊柱管狭窄症の合併を認めますが、腰椎にズレはなくすべり症の状態ではありませんでした。
すべり症について
腰にある椎間板の損傷も癌と同じように遺伝が関与していることが報告されています。家族に腰痛、脊柱管狭窄症、すべり症などの既往があると注意が必要です。今回来院された患者様は男性であり筋力が女性よりも保たれているためにすべり症には至らなかったと判断します。すべり症は、筋力の劣る方に発症しやすい病気であるためです。
治療
すべり症も単純な脊柱管狭窄症も椎間板損傷が原因であるため、椎間板治療が適応になることを説明しました。今日の患者様は、来月に治療を予定しております。
院長の一言
負けたくないねん
来月、鳥谷敬さんとゴルフに行く予定なので連日打ちっぱなし練習をしております。鳥谷さんは、ゴルフのスコアアベレージが80台なんですが、僕よりも4歳も年下なんですよね。年下には負けたくないんで頑張ってます。ちなみに、一緒に行く予定の石田副院長のスコアは120前後なんで・・・気持ちは楽ですけど。ほんで、僕のベストスコアが85なんで、ワンチャンあると思ってます!遺伝子単位でレベチやけど、がんばりまっせ。

今回の治療法
診察のみ
関連するの疾患と症状
腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症とは、背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛や足の神経障害、歩行困難などの症状を引き起こします。
椎間板変性症
椎間板変性症とは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などの様々な病気につながる恐れがあります。
坐骨神経痛
坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。
この記事の著者
大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任