患者様の情報
60代 男性
疾患・症状
患者様の状態
患者様はゴルフ歴40年の大ベテランです。数年前から坐骨神経痛で悩まれており、近くの整形外科では脊柱管狭窄症と診断され、ゴルフは禁止するように指導されているそうです。しかし、付き合いで月に2ラウンドは続けておられましたが、最近は神経痛のために同伴者に迷惑をかけるようになったため、当院での治療を希望され来院されました。
検査
MRI

腰のMRI検査です。第3腰椎以下の椎間板が潰れており、脊柱管狭窄症も合併しています。程度としては中等症と判断しました。
治療
椎間板治療としてDRT(椎間板再生治療)を選択しております。
Annulogram検査
椎間板の損傷はMRIでは映りませんので、Annulogram検査を行う事で損傷の程度や有無が明確になります。
DRT(椎間板再生治療)
損傷部分が確認できたのでDRT(椎間板再生治療)を行っているところです。
治療前後のレントゲン

治療前後のレントゲン写真になります。左側が治療前、右側が治療後になります。ラウンドされるのは1ヵ月後にしてもらうようにお願いしましたが、お返事が曖昧でしたので少し心配しております。
院長の一言
定期貯金なんて損しますやん
最近、銀行から定期貯金をしてほしいと言われることが増えとるんですよね。なんやら話を聞くと金利のある世界になってきたんで、銀行も貯金を集めた方が利益になるらしいんですわ。せやけど、僕らからしたら物価は3~5%も上がり続けとるのに、定期貯金の金利は基本1%以下なんで預ければ預けるだけ損しますやん。普通貯金ならなおさらお金の価値が無くなってしまうがな。税金もなんとかまけてくれへんかな?ここは、総理大臣に期待しまひょ。

今回の治療法
DRT法(経皮的椎間板再生治療)
治療期間
日帰り
治療費用
1,430,000円~1,760,000円(税込)
リスク・副作用
治療後は内出血・腫れ・発赤・疼痛・かゆみ・変色・および圧痛が発生することがあります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
禁忌事項
血液疾患に罹患中の方(血小板減少症、高度の欠乏性貧血など)、感染に伴う全身症状(発熱など)、癌・悪性腫瘍と診断され術後治療中の方は治療できません。
関連するの疾患と症状
腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症とは、背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛や足の神経障害、歩行困難などの症状を引き起こします。
坐骨神経痛
坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。
この記事の著者
大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任