治療症例 / 院長ブログ

坐骨神経痛は消えたけれども……70代女性

患者様の情報

70代 女性

疾患・症状

患者様の状態

脊柱管狭窄症による坐骨神経痛があったので、1年前にディスクシール治療を行っています。坐骨神経痛と腰痛は改善し、自由に歩行できるようになりましたが、足裏のしびれが残っているため追加治療を目的に受診されています。


検査

MRI

MRI

腰のMRI検査です。1年前に椎間板治療は行っていますが、脊柱管狭窄症部分の炎症または神経周囲の癒着障害や神経障害の後遺症などにより、しびれが残存している可能性が示唆されます。


治療

坐骨神経痛は改善しているので椎間板治療は必要がないことをご説明し、椎間板外治療としてSTR(幹細胞関連治療)を推奨させて頂きました。

STR(幹細胞関連治療)

STR(幹細胞関連治療)

治療時間は12分と短時間です。椎間板治療よりも細い針で治療が可能であり、痛みも少ないのですが、患者様の不安を取り除くために鎮静剤も併用して治療を行っています。今後、3ヵ月以内にしびれが改善するかを確認していく予定です。


院長の一言

食べすぎ注意

ジャカルタでおいしい物を食べ、帰国してからも食欲旺盛で食べ続けてます。昨日の日曜日も自宅近くにオープンしたナンカレーの店でお昼ご飯を食べたんですけど、焼きたてのナンが食べ放題やったもんやから、2枚もお代わりしてしまいましてん。

インドカレー

さらに、夜ご飯は鍋やったんですけど、流石に健康のことも考えてキノコをたっぷり入れた鍋にしてたんですけどね……米を3杯も食べてしもて、結局のところ「炭水化物祭り」になってしまいましてん。しばらく、ぽっちゃりした感じでがんばろ思てます。

ヘルメット子:きのこ

今回の治療法

STR療法(幹細胞由来組織修復因子療法)

治療期間

日帰り

治療費用

440,000円~605,000円(税込)

リスク・副作用

治療後は内出血・腫れ・発赤・疼痛・かゆみ・変色・および圧痛が発生することがあります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。

注意事項

幹細胞培養上清液の投与を一度でも受けられた方は、以降の献血ができなくなります。


関連するの疾患と症状

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは、背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛や足の神経障害、歩行困難などの症状を引き起こします。

坐骨神経痛

坐骨神経痛

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。


この記事の著者

医療法人蒼優会 理事長・野中腰痛クリニック 大阪本院 院長:野中康行

大阪本院 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


閉じる