PRP療法(多血小板血漿)椎間板外の治療(再生療法)/ 日帰り腰痛治療

椎間板外の治療(再生療法)とは

椎間板内治療後に症状が残存した方が対象となる治療です。椎間板の周囲にある組織の炎症が原因で神経痛が改善しない場合は、再生医療に分類されるPRP療法STR療法を用いることで炎症を軽減させ、組織の再生を促すことが期待されます。

PRP療法とは

多血小板血漿療法 - Platelet-Rich Plasma

まず採血を行います。血液の中にある成長因子を取り出します。その後、対象となる腰の皮膚に局所麻酔を行い、X線透視下で治療用の針を刺して成長因子を注入する治療方法です。

多血小板血漿(Platelet-Rich Plasma)

採取した血液の中には成長因子と呼ばれる成分が豊富に含まれており、細胞の増殖を促進し、組織修復の効果が期待される治療方法として取り入れられています。

対象となる疾患と症状

対象疾患

  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 椎間板変性症
  • 腰椎すべり症
  • 脊椎術後疼痛症候群(FBSS)

このようなお悩みの方が対象

  • 慢性的に痛みや痺れに悩んでいる
  • 高齢のため外科的手術のリスクが高い
  • 脊椎固定術・人工椎間板置換術などの手術をしたくない
  • 外科的手術後に改善しなかった、または再発した
  • 腰痛の手術で入院したくない
  • 腰や足に痛みがあり歩くことが困難
  • ゴルフや野球などのスポーツをしたいが、腰痛が原因で思うようにできない

80歳以上のご高齢の方も治療が可能です

治療のメリット

炎症の軽減と組織の修復・再生

炎症の軽減と組織の修復・再生

痛みの原因である炎症(サイトカイン)に対して症状の軽減、慢性炎症による傷害組織の組織修復を促す効果が期待されます。

負担が少ない日帰り治療

負担が少ない日帰り治療

局所麻酔と針のみで治療を行うため、治療時間は20~25分程度。治療後数時間の安静でご帰宅が可能です。

手術後の患者様も治療可能

手術後の患者様も治療可能

手術後にも疼痛が緩和しない方や症状が再発した方にも治療が可能です。

治療の流れ

  1. 採血
    採血
    診察時に採血し、その血液よりCPG因子を抽出します。
  2. 準備
    準備
    治療台の上にうつ伏せで寝ていただきます。
  3. 消毒
    消毒
    背中から治療を行うため、しっかりと消毒します。治療担当医や看護師などスタッフは滅菌のグローブとガウンを着用しています。
  4. 麻酔
    麻酔
    背中に数ミリの針で局所麻酔を行います。また、ご要望に合わせて鎮静剤を使った治療もご案内しております。
  5. 治療
    治療
    背中に0.8mmの針(穿刺針)を椎間板に向けて挿入し、椎間板外にPRPを注入します。
  6. 安静
    安静
    治療後は回復室で1時間程度安静にしていただきます。

椎間板の状態

  1. ディスクシール治療及びDRT法の治療後も持続する炎症や組織障害による慢性的な神経痛が残存している状態。

    ディスクシール治療及びDRT法の治療後も持続する炎症や組織障害による慢性的な神経痛が残存している状態。

  2. 椎間板の外にPRPを注入します。

    椎間板の外にPRPを注入します。

  3. 椎間板の周辺組織の抗炎症作用や傷害組織の再生を促し改善させます。

    椎間板の周辺組織の抗炎症作用や傷害組織の再生を促し改善させます。

治療時間

治療時間
15~30分程度

治療後は30分で歩行可能(個人差あり)となり、約60分後には帰宅可能となります。デスクワークや軽動作は翌日から可能ですが、スポーツや重労働は1ヵ月程度控える必要があります。

効果と副作用

効果

治療後1~3ヵ月で大きな効果が期待されます。

副作用

治療後は内出血、腫れ、発赤、疼痛、かゆみ、変色および圧痛が発生することがあります。椎間板の容量が増えたことで周りの筋肉や関節、靭帯等の広がりにより一時的に筋肉痛や腰の違和感が出現することがあります。

禁忌事項

下記に該当される方は治療ができない場合があります。

  • 妊娠中やその可能性のある方
  • 授乳中の方
  • アレルギー体質の方
  • 癌治療中の方

治療後の運動制限

当院の治療は日帰り治療のため、治療後翌日から日常生活への復帰が可能です。また可能な限り歩行や運動を行うことを推奨しております。しかし、一部控えていただく必要がある運動や日常の動作がございます。

治療後に運動や日常生活が可能になるまでの日数

ホットカイロ
術後すぐ
自転車
1日
サウナ
3日
温泉
3日
プール
3日
スポーツジム
7日
マッサージ
7日
ブロック注射
7日
リハビリ
7日
ヨガ
14日
スポーツバイク
14日
整体
14日
鍼治療
14日
ゴルフ
30日

※ゴルフのラウンドは治療後30日以上経ってからを推奨しております。
※スポーツができるようになる方もいますが再発のリスクがあります。

治療費用

PRP療法

治療箇所(椎間板につき)1箇所2箇所3箇所4・5箇所
治療費用300,000円(税込:330,000円)350,000円(税込:485,000円)400,000円(税込:440,000円)450,000円(税込:495,000円)

PRP療法 + PODT法

治療箇所(椎間板につき)1箇所2箇所3箇所4・5箇所
治療費用400,000円(税込:440,000円)450,000円(税込:495,000円)500,000円(税込:550,000円)550,000円(税込:605,000円)

PODT法(経皮的椎間板オゾン注入療法)は、椎間板の中に入れて治療した場合に減圧治療としての役割がありますが、椎間板の外側の組織に対して治療を行う場合は、炎症を抑える効果が期待できます。オゾンは広がる性質があり、炎症が広範囲に確認できる場合は、PRP療法と組み合わせて使用することで広範囲での改善が期待できます。

お支払い方法

現金、各種クレジットカード、事前振込によるお支払いが可能です。

事前振込をご希望の方へ

ご来院される方

治療方法が決定していないため、診察後にお伝えする治療費用をお振込みください。治療箇所が少なくなった場合などお振込み金額に差額が発生した場合は治療後、ご指定の銀行口座に差額分を返金いたします。

画像相談ご依頼の方

診断の結果、治療費用を決定いたします。決定後にお伝えする治療費用をお振込みください。治療箇所が少なくなった場合などお振込み金額に差額が発生した場合は治療後、ご指定の銀行口座に差額分を返金いたします。

備考

大阪本院にて診察後治療を受けた場合、診察・MRI等の検査費用はすべて上記治療費用に含まれます。
本治療方法は健康保険が適用されないため、全額自費診療となります。
医療費の確定申告にて税金の還付を受ける事が出来ます。

よくある質問

治療方法について

治療後について

日帰り腰痛治療法一覧

椎間板内の治療方法

当院の治療はすべて保険適応外の自由診療です

椎間板に損傷がある
タイプ


椎間板に損傷がなく
内圧が高いタイプ

椎間板外の治療方法

椎間板内治療後に症状が残存した方が対象です

再生療法


抗炎症療法

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