椎間板ヘルニアとは?

椎間板とは

人間の腰骨(腰椎)は5個の骨で構成されており、その腰椎と腰椎の間には腰椎に加わる圧力を分散させ、衝撃を和らげるクッションのような役割を果たす「椎間板」があります。
椎間板は、水分をたくさん含んだゼリー状の「髄核」と、その髄核を取り囲む軟骨組織の「線維輪」の二重構造になっております。
例えるなら大福餅のようなもので、餡が髄核、餡を取り囲んでいるお餅が線維輪といったイメージです。


ヘルニアとは

ヘルニアとは身体の中の一部が本来あるべき場所から出てきてしまった状態のことを指します。
椎間板ヘルニアは、椎間板の中の髄核が飛び出してしまった状態という意味です。
大福餅にたとえるならば、餡がお餅を突き破って出てきてしまった状態です。


椎間板ヘルニアの症状

腰骨(腰椎)の周辺には多くの神経があり、飛び出した椎間板の髄核が神経を圧迫・刺激することによって痛みやしびれなどの症状を引き起こします。
椎間板ヘルニアは激痛により歩くことが難しくなったり、さらに症状がひどい場合には眠ることもできないほど日常生活に支障をきたします。


椎間板ヘルニア発症の原因

椎間板ヘルニアの原因として、加齢に伴う椎間板の減少や重いものを持ったときの負荷などが考えられています。
加齢などによって髄核を取り巻く線維輪が弾力を失うと、小さな亀裂が入って髄核の一部が外に飛び出してしまいます。
この押し出された髄核が神経を圧迫するため、腰に痛みが生じます。


椎間板ヘルニアの治療方法

治療法は「手術をしない保存療法」と「外科的手術」の2種類があります。
保存療法は症状によって「薬物療法」「神経根ブロック」「理学療法」が選択されます。
保存療法の適応やその期間は個々の症状に応じて医師が判断しますが、およそ3ヶ月から半年程度時間を要します。
その間に痛みやしびれがとれるというケースもあります。

外科的手術は通常「椎間板切除術(LOVE法)」「椎間板摘出術」「経皮的椎間板減圧術」が選択されます。
保存療法で治らない場合や患者様自身が早い段階での社会復帰を望む場合、医師の判断によって手術を行います。
手術は、飛び出した髄核を取り除き、神経刺激をとって痛みをなくすことです。
また、椎間板の水分がなくなり椎間板機能を維持できない場合は、椎間板自体を摘出し、椎間板の上下の腰椎にプレートやスクリューといった器具を使用して腰椎を固定させる脊椎固定術があります。

当院が採用しているDST法(ディスクシール治療)には従来の外科的手術(椎間板切除、減圧術、固定術等)にはない3つの特徴があります。

  • 外科的手術や幹細胞移植では不可能であった椎間板の修復・再生が可能
  • 局所麻酔と0.8mmの穿刺針(せんししん)のみで治療が完結するため日帰り治療が可能
  • 脊椎手術の改善がみられない、または症状の再発も治療が可能

個人差はありますが、治療後30分で歩行可能となり、約60分後には帰宅可能となります。
それぞれの治療法とあわせて、どんなときにどのような手術が必要になるのか、また当院のDST法(ディスクシール治療)が従来の治療法と何が違うのかを下記ページで詳しくご説明しております。



椎間板ヘルニアの予防方法

発症しないために日常生活で気をつけたいこと

腰椎に負担のかかる動作が椎間板ヘルニアの原因になりやすいです。
中腰での作業や重い物を持つなど、日常生活での動作に気をつける必要があります。
仕事などで避けられない場合はコルセットで保護して負担を軽減するなどの対策をしましょう。


再発防止のために気をつけたいこと

腰部への負担に耐え得る身体を作る事も大切です。
下半身を中心としたリハビリによって姿勢の改善、筋力トレーニングを行うことが効果的です。
当院はリハビリ施設を併設しておりますので、是非ご相談ください。


まとめ

腰痛疾患としてよく耳にする椎間板ヘルニア。
しかし疾患名として知ってはいるけれど、どういう疾患でどのような治療法があるのか、よくわからないという人が意外に多いです。
ご自身の抱えておられる痛みやしびれの原因がヘルニアなのかどうか、当院で治療できるのかどうか一度お問い合わせください。
院長にレクチャーを受けた専門のコールスタッフが対応させていただきます。


この記事の著者

この記事の著者:野中康行院長

院長 野中 康行

NLC野中腰痛クリニックでは、DST法をはじめとする腰痛治療を行っています。海外の先進治療を導入することで、腰をはじめとする脊椎疾患に悩む患者様の治療の選択肢を広げ、症状や状態に合わせた治療を提案しております。 主に脊柱管狭窄症、すべり症、椎間板ヘルニア等の対象疾患を中心に、ご高齢の方、再手術を検討する方、短期間での社会復帰を求める方にとって体への負担の少ない治療法を提供しています。