患者様の情報

70代 女性

疾患・症状


患者様の状態

5年ほど前に腰痛を自覚されるようになりました。その後両足にしびれが出現する様になりご趣味であるガーデニングにも支障がでるようになられました。最近では買い物で歩かれる際にもしびれがあり安心して歩けない状況となっておられます。


診察と検査結果

MRI

腰のMRI検査ですが複数の椎間板が潰れかけており椎間板変性症と呼ばれる状態になっています。また神経の通り道も狭くなっており脊柱管狭窄症と呼ばれる状態です。


施術内容

DST法(ディスクシール治療)

損傷した椎間板4箇所(L2/L3、L3/L4、L4/L5、L5/S1)に対してDST(ディスクシール治療)を施行し、椎間板周囲で生じている科学的炎症を治療し足の神経症状と腰痛の改善を図りました。

治療風景①

本日は山崎医師と共に治療をしております。この写真では局所麻酔を用いて背中に麻酔を行っているところになります。

治療風景②

治療用の管は難なく椎間板まで挿入する事ができました、管はNST針を使用しています。

椎間板を検査しています、この後治療を行っていきました。
治療時間は18分でした。鎮静剤は良く効いており患者様は痛みを感じられる事はありませんでした。


院長の一言

5月3日から5日までお休みを頂いておりました、本日は4日ぶりの診療となりましたが連休中は旅行にも行かず自宅で静養していたので体力満タンで診療する事が出来ました。私も46歳になりますので怪我や病気に気を使うようになってきました。
話は変わりますが最近はご紹介で受診される患者様がまたまた多くなっており仕事の熱意が高まっております。5月も気を引き締めて診療にあたってまいりますのでよろしくお願いいたします。


治療法

DST法(ディスクシール治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。


椎間板変性症

椎間板変性症

椎間板変性症とは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症やすべり症など様々な病気につながる恐れがあります。