患者様の情報

80代 男性

疾患・症状


患者様の状態

令和3年ごろより両足に坐骨神経痛が出現する様になられました。歩くと神経痛が強くなる状態で、最近では歩ける距離がどんどん短くなり、200メートルを連続して歩く事が出来ない状況でした。近くの整形外科で治療を受けられていましたが、今回当クリニックを受診されています。


診察と検査結果

治療風景①

腰のMRI検査ですが、4箇所の椎間板が潰れたり変形しており、この様な状態をそれぞれ椎間板変性椎間板ヘルニアと言い、神経痛の原因になります、また足の神経も圧迫をうけており脊柱管狭窄症と診断されます。


施術内容

DST法(ディスクシール治療)

椎間板4箇所(L2/L3、L3/L4、L4/L5、L5/S1)を治療し神経痛の改善を図りました。

治療風景②

今回は鎮静剤を使用せずに局所麻酔のみで治療を開始いたしました。この写真は背中に部分麻酔を行っているところになります。

治療風景③

患者様に痛みがないか確認しているところです。少し痛みがあるようでしたので局所麻酔を追加し対応いたしました。

椎間板を検査している動画です。この後、DST(ディスクシール治療)を行いました。治療時間は19分でした。


院長の一言

最近は治療の件数も増えており、大変忙しくなっております。国内では関東、中国、四国、九州と全国から連日お問い合わせをいただいており、ありがたいことです。予約待ちの患者様にご不便をかけない様に石田副院長と山崎医師、そして野中でがんばって診療を行っております。特に体を壊すと元も子もないですから、健康に気をつけながら早寝早起きを心がけております。
ところで、私は阪神タイガースを応援しておりまして、昨日は阪神がヤクルトに勝利しましたので今日は少し体が軽い気がしております笑


治療法

DST法(ディスクシール治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰椎椎間板ヘルニア

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腰椎椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。


腰部脊柱管狭窄症

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腰部脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。


椎間板変性症

椎間板変性症

椎間板変性症とは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症やすべり症など様々な病気につながる恐れがあります。


坐骨神経痛

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坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚に痛みやしびれを感じる症状です。