患者様の情報

70代 男性

疾患・症状


患者様の状態

数年前より腰痛を自覚されていましたが、1月頃より左足にしびれが出現する様になられました。日常生活は可能ですが思ったように運動が出来ない事から当クリニックを受診されています。


診察と検査結果

MRI

腰のMRI検査ですが、第3腰椎と第4腰椎及び第5腰椎の間にある椎間板は容量が50%以上低下しており変形も伴っています。飛び出した形の変形を椎間板ヘルニアと言います。


施術内容

DST法(ディスクシール治療)

椎間板ヘルニア4箇所(L1/L2、L2/L3、L3/L4、L4/L5)の原因を検査し、椎間板治療を行いました。

治療風景①

鎮静剤を用いて寝ていただきました。この写真では背中に局所麻酔を行っております。

治療風景②

治療用の管を椎間板まで挿入しております。骨の変形も少なく数分で椎間板まで管を通すことができました。

椎間板ヘルニアの原因を検査しているところです。この後DST(ディスクシール治療)を行っております。治療時間は17分でした。患者様は治療終了直後にお目覚めになられました。


院長の一言

昨日、看護師の一人がコロナ感染の濃厚接触者となりました。同居人がコロナに罹患したためです。余裕のある治療体制を構築しておりますので、本日以降の椎間板治療に穴が開く事はないのですが、今後スタッフがコロナ関連で休んでしまうと休診も視野に入ってまいります。コロナ感染症は下火になっているとは言え、十分に感染予防に努めてまいります。


治療法

DST法(ディスクシール治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。