患者様の情報

60代 男性

疾患・症状


患者様の状態

以前より腰から足にかけての違和感は自覚されておられましたが、今年の10月頃より坐骨神経痛が強く出現するようになられ、ご趣味であるゴルフが出来なくなった事から当クリニックを受診されております。


診察と検査結果

MRI

腰のMRI検査ですが2箇所の椎間板が潰れており、変形しております(椎間板ヘルニア)。また足の神経も圧迫を受けており脊柱管狭窄症と呼ばれる状態になっております。


施術内容

DST法(ディスクシール治療)

潰れた椎間板4箇所(L2/L3、L3/L4、L4/L5、L5/S1)に対して検査と治療を行いました。

治療風景①

本日は鎮静剤を使用し寝ていただいた後に治療を開始しております。この写真では背中に局所麻酔を行っているところです。

治療風景②

治療用の管を挿入しているところです。椎間板の繊維輪に向けて治療用の管を進めています。

椎間板の損傷部位や程度を検査しているところです。この後椎間板治療を行いました。治療時間は17分でした。治療終了後3分程でお目覚めになられています。


院長より一言

本日は年内最後の診療日となりました。12月後半は院内の改装工事を行いましたので治療が出来ない日が続きましたが、改装も無事終了し、2023年に向けて治療体制の充実化が図れました。また椎間板治療に関しても、新規治療が導入される目途もたっており、来年はさらなる飛躍が期待されます。本日は2022年1月から12月までの年間治療件数を集計したところ、1,061件であり、過去最高の治療件数となりました。ひとえに石田医師、笹山医師、山崎医師、治療担当看護師、院内スタッフの協力と支えがあってのものだと思います。今後とも多くの患者様にご満足いただけるように気を引き締めて診療に集中していきます。
良いお年をお迎えください。


治療法

DST法(ディスクシール治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


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