患者様の情報

70代 男性

疾患・症状


患者様の状態

10年以上前より足のしびれを自覚されておられ近くの整形外科で脊柱管狭窄症と診断を受けられるもシビレが改善する事はありませんでした。元々旅行がお好きであられましたがしびれが強くなり満足に歩けない状態になられた事から当クリニックを受診されました。


診察と検査結果

治療風景①

腰のMRI検査ですが、3箇所の椎間板が変形しており、椎間板ヘルニアと呼ばれる状態になっています。また、足の神経も圧迫を受けており、脊柱管狭窄症を合併しております。


施術内容

DST法

損傷した椎間板3箇所(L3/L4、L4/L5、L5/S1)に対して検査と治療を行い、足のシビレの改善をはかりました。

治療風景②

治療中の様子を説明するように承りましたので、今回は鎮静剤を使用せず局所麻酔のみで治療を開始しました。

治療風景③

治療用の管が挿入された後に、患者様の目の前にモニター画面を移動させて椎間板検査の様子から治療までをご説明しております。

治療時間は20分程でしたが、痛みを自覚されることもなく終了しております。


院長より一言

1月~12月までの年間治療件数が800件を超えました。大変忙しいとともに充実した1年となりました。治療部門だけでなく、事務部門も大変充実が図れた1年とも言えます。また年末に近づき、寒さが増しており、北陸地方でも記録的な大雪が降っております。私は奈良市内に自宅がありますが、朝方なんぞは雪と共に路面が凍結しており転倒の危険が高くなっております。皆様も防寒対策をなされ、転倒などには十分お気を付けいただければと存じます。


治療法

DST法(ディスクシール治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰椎椎間板ヘルニア

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腰椎椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。


腰部脊柱管狭窄症

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腰部脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。


椎間板変性症

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椎間板変性症とは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症やすべり症など様々な病気につながる恐れがあります。