【DST法】10年以上続く腰痛があり保存的治療では改善が見られない60代女性【治療実績】

患者様の情報

60代　女性

疾患・症状

• 椎間板ヘルニア
• 椎間板変性症

患者様の状態

10年以上前より腰痛に悩まれておりましたが、当初は痛みのさほど強くなく、生活に困るようなことはありませんでした。5年ほど前より腰痛が持続するようになり、ブロック注射を繰り返し打つようになられたことから当クリニックを受診されています。

診察と検査結果

腰のMRI検査ですが3箇所の椎間板に変形を認めます。これは椎間板ヘルニアと言います。特に第4腰椎と第5腰椎の椎間板は50％以上潰れており、高度椎間板変性症と言われる椎間板のクッション機能が失われている状態です。

施術内容

DST法（ディスクシール治療）

損傷した椎間板3箇所（L3/L4、L4/L5、L5/S）に対して検査を行った後に椎間板治療を行っております。

背中に局所麻酔を投与しているところです。患者様が椎間板治療の様子を見られるために鎮静剤は使用せず局所麻酔のみで治療を開始しております。

治療用の管を挿入しているところです。第4腰椎と第5腰椎の間にある椎間板は潰れており、幅が狭いので慎重に管を挿入致しました。

患者様の目の前にモニター画面を用意したところです。この後に椎間板治療の様子をご説明しながらご覧いただきました。

椎間板検査の動画です。椎間板の損傷部位を特定しているところです。治療時間は16分でした。痛みはほとんど自覚されることなく治療は終了しております。

院長より一言

本日は遠方から治療目的で来院された患者様が2名おられました。日帰りで新幹線にご搭乗された患者様と、新大阪駅前のホテルに一泊され、明日は淡路島に旅行を予定されている患者様がおられました。基本的には遠方でも日帰りでお帰り頂けるのですが、最近は旅行支援があるとの事で観光を兼ねてお越しになられる患者様もおられます。先週もご家族で来院され、治療翌日に京都へ観光にお出かけされていました。
私は随分と観光旅行には縁がない生活を強いられており、羨ましく思う一日でした。