患者様の情報

80代 男性

疾患・症状


患者様の状態

今年8月ごろより両足にしびれを自覚されるようになられました。当初は軽いしびれでありましたが、徐々にしびれが強くなり、歩行もままならない状態となれました。近くの整形外科で内服薬を処方されましたが、改善が乏しいため当クリニックを受診されています。


診察と検査結果

MRI

腰のMRI検査ですが第4腰椎と第5腰椎の椎間板が潰れております。また第4腰椎もずれており腰椎すべり症と呼ばれる状態になっています。足の神経も圧迫を受けており脊柱管狭窄症と呼ばれます。


施術内容

DST法(ディスクシール治療)

椎間板2箇所(L4/L5、L5/S1)に対して検査と椎間板治療を施行致しました。

治療風景①

治療中の痛みは可能な限り感じる事が無いようにとのご依頼を受けましたので、鎮静剤を使用し寝ていただいた後に治療を開始しております。

治療風景②

治療用の管を挿入しているところですが、患者様は意識がありませんので痛みを自覚されることはありません。

治療風景③

患者様のご家族がガラス越しに治療の様子をご覧になられていました。

椎間板検査を行っている動画です。この後に椎間板治療を行っております。治療時間は16分でした。治療終了後3分程でお目覚めに慣れております。


院長より一言

本日も慌ただしい一日でした。治療件数も過去最高を記録しており充実感に満たされております。ちょっと忙しすぎますが……。
昨日は自治会で自宅近くの公園の落ち葉清掃があり、張り切って参加してまいりました。1時間ほどでしたが、万歩計をつけていると1万歩近くまでカウントが進みニンマリしました。(手を動かしたせいで多くカウントされているだけ)
午後からは娘と共に近くのゲームセンターに行きまして、UFOキャッチャーで散財(2,000円前後)し、1日が終了してしまいました。英気を養いつつ年末に向けて診療に励みたいと思います。


治療法

DST法(ディスクシール治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。


腰椎すべり症

腰椎すべり症

腰椎すべり症とは背骨が前方や後方にずれてしまう疾患です。腰痛・足の神経障害の他に間欠性跛行(かんけつせいはこう)の症状を引き起こします。


坐骨神経痛

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚に痛みやしびれを感じる症状です。